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その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(25)。【ポップな心霊論】は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!

 

【第4回 いま、幽霊たちの間でLINEが流行中です】

 

前回、霊は何かの“物音”を出すのもひと苦労だという話をしました。それもあってか最近は、霊のなかでもLINEがはやってるんじゃないかと思います。「死んだはずの人からLINEがきた」なんて話、よく聞きませんか?

 

少し前だと、電話が多かったですよね。誰もいない会社で内線が鳴るとか、死んだ人から電話がかかってくるとか。たとえば、彼氏からいつものように「下に着いたよ」って電話があって、「いまから行くね」って出ようとしたら、家族からその彼が亡くなったことを聞かされる……なんていうことも。

 

なかには勘違いもあるとは思いますけど、たくさん見たり聞いたりするっていうことは、霊の仕業あんでしょうね。“あるある”であるほど信ぴょう性も高いと思うので。電子機器を使うほうが手軽だし、思いを伝えやすいですしね。

 

ただし、霊は生きているあいだに経験したことしかできないんです。生きているうちにLINEを使ったことがなかったら、霊になってもうまく使えません。パソコンやスマホも同様。さわることができても、うまく使えないんじゃないかな。なので、その霊が生きていた時代によって駆使する電子機器は違うと思いますよ。

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