「彼女はひそかに4月から、司会業で地上波のテレビ番組への本格復帰を目指していたんです。しかし結局それもかなわず、落ち込んでいると聞いています」(テレビ局関係者)
“ゲス不倫”騒動から1年3カ月、本格復帰にはまだ至っていないベッキー(33)。じつは番組MCよりも彼女が熱望する“仕事”があったという。
「それは歌です。彼女にとって8枚目のシングルになるはずだった曲で作詞・作曲は槙原敬之(47)さんです。ベッキー本人が大ファンだったということで、15年初頭にベッキーサイドが槙原さんにオファーし、すでに曲は完成していたと聞いています。しかし、16年1月の不倫騒動でお蔵入りしてしまったようなんです。制作は進んでいたので、槙原さんサイドも曲が出せなくなって頭を抱えていたそうです」(音楽関係者)
いっぽうで、不倫相手として同じくバッシングを受けた川谷絵音(28)が所属するバンド『ゲスの極み乙女。』が5月に活動再開することが発表された。前出・音楽関係者はこう語る。
「川谷さんのアルバムは発売されますが、ベッキーの歌はいまも発売の見通しは立っていません。歌の内容は恋愛をモチーフにしたもの。さすがにまだ不倫騒動を生々しく思い起こさせるので、出せないという判断は変わらなかったようです」
彼女は、もともと音楽が好きで、アーティスト志向が強かったという。
「これまで出した曲もSMAPの曲の詞を書いた作詞家や宇多田ヒカルのプロデュースに関わった人など、相当な力の入れようでした。それでも大ヒットには恵まれませんでした。彼女も休養期間中に歌詩を書きためていたようですし、槙原さんが作った曲を出して、音楽で認められたいという思いがあったようです」(レコード会社関係者)
先月、BSの音楽番組に出演したベッキーは、久しぶりにテレビカメラの前で歌った。
「かなり緊張していましたが、力強く自分の持ち歌を唄い切っていました。本当に歌が好きという気持ちがにじみ出ていましたね」(前出・レコード会社関係者)
だが、ベッキーの所属事務所に取材すると、こんな返答があった。
「私どもで槙原さんに曲を依頼したことは事実です。15年初頭のことだったと思います。ただ曲ができあがっていることもレコーディングが進んでいることも把握していません。いまは目の前の、いただいた仕事を一つ一つこなしていくだけなので、歌を出すというのは3年4年先になるのではないでしょうか」
ベッキーの思いとは逆に、“音楽の道”はまだまだ開けそうにない。