俳優の山崎賢人(22)主演映画「斉木楠雄のΨ難」(10月21日公開)のキャラクタービジュアルが先日、公開された。
人気コミックを「銀魂」「勇者ヨシヒコ」シリーズの福田雄一監督(48)がメガホンをとり、監督自ら山崎が主人公を演じることを熱望。山崎が演じる主人公は、世界を滅ぼすことができるほどのとんでもない超能力を持ちながらも普通の生活を望む高校生。奇想天外なキャラをうかがわせる“ピンク髪”姿のビジュアルを披露している。
「昨年公開の主演作『オオカミ少女と黒王子』『四月は君の嘘』や今年公開の『一週間フレンズ。』で、山崎はいずれもイケメン高校生を演じヒットしています。しかしここへきて事務所は新境地開拓を目指し、コメディー作品に定評がある福田監督に預けた。今後は制服を着ていない“大人の役”で売り出す方向です」(映画業界関係者)
また主演の学園コメディー「帝一の國」が大ヒット公開中の菅田将暉(24)も、岐路に立たされている。
土屋太鳳(22)と初共演となる映画「となりの怪物くん」(来年公開)の製作が先日発表され、菅田は「帝一」同様高校生役を演じている。だが各メディアに対し「自分にとって最後の制服姿になると思うので、思い切り楽しみたい」と今作での“制服卒業”を宣言したのだ。
「菅田は、今年公開の主演作『あゝ、荒野』で“脱制服”の路線を打ち出しています。本人的にも、自分の代表作となるような重い作品との出会いを切望しているのです」(民放キー局のドラマ班スタッフ)
今後は山崎、菅田と同年代のイケメン俳優たちの“制服卒業”が進むと思われるが、そこで悲鳴をあげているのが各映画会社だという。
「女優陣でも土屋、有村架純(24)、二階堂ふみ(22)らが“脱制服”に路線変更しそうだといわれています。となると、これまで各社が当ててきたキャストありきの“胸キュン”の学園ものが当たらなくなる。各社はいま、当たりそうなほかの路線への変更を迫られているのです」(映画ライター)
とはいうものの、そう簡単に当たる企画を練るのは難しそうだが……。