その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(25)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!
【大きな事故が起こるとき、破壊神が現れます】
以前、親父とふたりで世界のびっくり映像を集めた番組を見ていたときのこと。とある遊園地のアトラクションを写した映像に、ふたりともギョッとしてしまいました。高い位置につり下げられたブランコがぐるぐる回るアトラクションだったんですが、小学生くらいの男の子が立ち乗りをしていたんです。
親父と「これはたしかにびっくりだね」なんて話していたんですが、番組内では一切そのことに触れません。なんだかおかしいぞと思った次の瞬間、その男の子とは別の人がブランコから投げ出されるように地面に落ちていったんです。するとスタジオ内にもワーキャーと悲鳴が響きだして。ああ、あの男の子は普通の人には見えない存在なんだなと悟りました。僕も親父も見えてしまう体質なので……。
ちなみにその男の子、僕は「破壊神」と呼んでいます。その後も、大きな事故を写した映像で彼を見かけることがあったからです。破壊神は小学生くらいの背丈なんですが、顔だけは大人のもの。世界中の人が夢で見るという「This Man」の顔にそっくりなんです。……ぞっとしますよね。
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