6月20日、TBS系ドラマ「あなたのことはそれほど」最終話が放映された。W不倫に突き進む主人公・美都(波瑠・25)のクズっぷりや、美都に執着する夫・涼太(東出昌大・29)の狂気に注目が集まっていた本作。前回、涼太の同僚・小田原(山崎育三郎・31)の涼太に対する切ない恋心が明かされ、視聴者は大興奮。「美都はいいから、小田原さんに幸せになってほしい」と、テレビの前で固唾をのんで見守った。
最終話で美都と涼太が最後の食事をした後、涼太は音信不通に。不安を感じた美都が小田原に相談すると、涼太が一週間会社を休んでいることが判明する。「涼太にしてみたら、奥さんと友だちいっぺんになくすようなもんだからね。俺じゃダメだからさ、あいつのこと頼みます」とつらそうに語る小田原。
前回、小田原が自分の秘めた思いを知った涼太の驚愕の表情にショックを受ける展開があっただけに、ツイッターでは「美都、お前よく小田原に相談できるな」「小田原さん切なすぎるよ」などの声が上がった。
その後、美都は崖の上にたたずむ涼太を発見。涼太が死ぬつもりなのではと誤解し、復縁を提案する。涼太は「それは同情でしょ、好きとは違う。僕が死んだら自分の気分が悪いから、全部自分のためだ」と言い切り、結婚指輪を海に投げ入れた。
一年後、友人の付き添いで結婚式場にやって来た美都は、知らない女性を連れた涼太と再会する。涼太が再婚するのだと思った美都がぎこちなく挨拶をして去った後、小田原が仕事相手とともに登場。涼太の隣にいた女性はただの同僚だったのだ。
タクシー乗り場に立っている美都を見かけ、「いいのか?放っといて」と涼太に問いかける小田原に、涼太は笑って「(みっちゃんのことは)それほど」と答える。小田原は驚いた後、満面の笑みを浮かべた。
小田原と涼太の意味深な笑みに、ツイッターは「小田原エンドを確信した」「小田原さんが幸せそうで良かった」「お天道様は見てた(泣)」「小田原大逆転勝利」「ハッピーエンドおめでとう」など、小田原の幸せを祝う声であふれた。
共演者の中川翔子も、ツイッターで「だから涼ちゃんは小田原でいいじゃんったら 小田原の恋 って小田原目線のスピンオフを深夜帯で所望します」とつぶやき、視聴者からも「タイトルは『小田原のことはそれなり』で、小田原のスピンオフをやってほしい」という声が続出した。
ダブル不倫で始まり、まさかの明るく清々しい最終回を迎えた「あなそれ」。主人公よりもオリジナルキャラクターである小田原の幸せを願う視聴者があふれるという珍事も起きたが、はたしてスピンオフは実現するのだろうか?最終回後の展開に期待したい。