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《引退までのこの1年 アルバムやコンサート、最後にできる限りのことを精一杯し、有意義な1年にしたい》

 

9月20日、公式HPで来年9月16日をもって引退することを発表した安室奈美恵(40)。これからの1年の抱負をこう語った。11月8日、ベストアルバム『Finally』を発売する。実はここで、大きなサプライズがあるという。

 

「今年の8月、安室さんは小室哲哉さん(58)と極秘で再会したんです。2人が会うのは数年ぶりのはずです。すでに引退を考えていた安室さんは、ブレークのきっかけをつくってくれた恩師というべき小室さんに気持ちを伝えたかったのかもしれません。そこで話が盛り上がり、小室さんのプロデュースによる新曲が決まったんです」(音楽関係者)

 

95年にソロデビューした安室は、3曲目小室が楽曲をプロデュースし、大ブレイクを果たした。だが、01年に安室は“小室ファミリー”を離脱した。安室自身が他の路線に挑戦したいと考えたことなどが理由だった。その後、疎遠な時期が続き、小室の曲をまったく歌わない時期もあったという。

 

《一時期、小室さん時代の曲はしばらく歌わない方が良いのかもと思っていました。過去は振り返りたくないし、私は今の自分を見てほしかったから。でも、小室さんが作ってくれた歌はいい歌が多いんですよ。今でも歌うとテンションが上がる。やっぱり、いいものはいいし、そう素直に言える大人でいたい》(『AERA』08年5月12日号)

 

袂を別ってから16年。歳月が雪を溶かしたようだ。

 

「すでに、レコーディングに入っているようです。アップテンポな曲で、これまで小室さんが制作した安室さんの楽曲でいうと『Don’t wana cry』に雰囲気が似ているかも。“2人の黄金期”を彷彿とさせる曲ですね。11月のベストアルバムにこの新曲も入るように進められています」(前出・音楽関係者)

 

9月22日、仕事先のイタリアから帰国した小室は、羽田空港で取材に応じた。

 

「(引退は)考えられなくもないなぁという感じです。始まりから卒業まで、すべてを見られることは初めてなので、感慨深いものはありますね」

 

次々と新しいことに挑戦し、多くの人に感動を与えてきた安室奈美恵。最後の1年も、彼女の挑戦は止まることはない。

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