9月28日に放送された『とんねるずのみなさんのおかげでした 30周年記念SP』(フジテレビ系)で、石橋貴明(55)扮するキャラクター“保毛尾田保毛男”についての騒動が拡大している。
同性愛者に対する偏見を助長するものであるとして、視聴者やLGBT(性的少数者)の関連団体から批判が殺到。放送翌日の定例会見では、フジテレビの宮内正喜社長(73)も謝罪する事態となった。
謝罪後も、ネット上ではますます議論が過熱している。
《保毛尾田保毛男 は「過去にこんなホモフォビックなネタがテレビという公共の電波で発信されていたんですよ」という悪しき例と思っていたのに、まさか2017年にもなって復活するなんて》
《とんねるずの保毛尾田保毛男おもしろーい ホモとかゲイとかの地位がしっかり整った今の時代だからこそちゃんと笑える気がするね》
このように賛否が分かれるなか、お笑い芸人でウーマンラッシュアワーの村本大輔(36)が自身のツイッター上で騒動について言及した。
《お前だけが被害者面すんな、おれも学歴や職業や考えで差別されてると思うことは沢山ある。でも生きる》
この投稿に対して、認定NPOフローレンス代表理事の駒崎弘樹氏はこう反論した。
《学歴や職業等、選択できるものとセクシャリティは違うし、たとえ自分が差別され痛いからと言って、現に痛がっている人達に「痛がるな」という権利はない》
さらに、村本は駒崎氏の批判にこう返答。
《ゲイを笑いもの?バカか?想像力なさ過ぎだろ、あれはみんなゲイを笑ってるんじゃなくて石橋貴明って人を笑ってる。バカが偽善者面して当事者を語るな》
ちなみに、村本の上記2つの投稿は《このツイートは、不適切な内容が含まれている可能性があるため表示できません》と、現時点(10月10日18時)では非表示になっている。
一連の“炎上”をうけ、村本は10日にこう謝罪した。
《考えは変わらないけど、バカって言葉は訂正と反省。不快な思いさせた人、申し訳ない》