デビュー30年で初出場を果たした4人組バンド・エレファントカシマシが12月29日と30日、東京・NHKホールで「第68回NHK紅白歌合戦」のリハーサルに臨んだ。
4人は10年ぶりに新調したという黒のスーツ姿でリハーサルに登場。フォトセッションと報道陣の取材に応じたボーカルの宮本浩次(51)は「これ、囲み取材っていうんですか?初めてなんですよ」と嬉しそうだった。
両日とも97年の代表曲「今宵の月のように」を披露し、宮本は本番さながらのハイテンションで熱いパフォーマンス。そんなパフォーマンスに対して30日のリハ後、同曲が大好きという総合司会でお笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの内村光良(53)は「酒飲んでいたら泣いてるね」と喜んでいた。
「内村さんのように同年代はたまらない『今宵の月のように』ですが、紅白は若い世代も視聴者がいます。宮本さんのパフォーマンスはそんな若い世代にも訴えかけるものがあるので、紅白後の来年早々“紅白効果”で再ブレークを果たすのではないでしょうか」(レコード会社関係者)
実際、昨年末で解散したSMAPの「世界に一つだけに花」、中島みゆき(65)の「地上の星」、秋川雅史(50)の「千の風になって」らが紅白での歌唱をきっかけに年明けからブレークを果たしている。
「おととしの紅白では今井美樹さんの『PIECE OF MY WISH』、昨年の紅白では松田聖子さんの『薔薇のように咲いて 桜のように散って』が年明け、圧倒的に若者の利用者が多い大手配信サイトで順位がジャンプアップ。紅白の影響力の大きさがうかがえました」(音楽業界関係者)
エレカシの代表曲が年明けの音楽チャートの“主役”になりそうだ。