「実は、子供向け番組『ポンキッキーズ』(フジテレビ系)が3月いっぱいで打ち切られてしまうんです。1月26日、番組の制作を手掛けるフジテレビの子会社『フジテレビKIDS』に、極秘の内示が出たと聞きました」(番組関係者)
ガチャピンやムックなどのキャラクターで人気の『ポンキッキーズ』は、73年からスタートした『ひらけ!ポンキッキ』の後継番組。時代の流れとともに番組名や放送時間が変わり、現在は『BSフジ』にて日曜朝8時から放送されている。
全盛期には、子門真人(74)の『およげたいやきくん!』をはじめ、レギュラーMCを務めた安室奈美恵(40)や鈴木蘭々(42)、お笑いコンビ『爆笑問題』が扮する“爆チュー問題”らも輩出した。今年で45周年を迎える国民的番組だったのだが――。
「フジテレビは今春、大規模な改編を行っており、『とんねるずのみなさんのおかげでした』や『めちゃ×2イケてるッ!』などの看板番組も容赦なく打ち切られました。この10数年、低視聴率が続いていて予算もギリギリだった『ポンキッキーズ』も、その対象に入ったんです」(テレビ局関係者)
今後、ガチャピンやムックはどうなってしまうのか。
「番組自体が終わっても、グッズ販売やイベント出演などのキャラクタービジネスは『フジテレビKIDS』にとって貴重な収入源ですから、今後もガチャピンやムックの版権は手放さないはず。テレビでは見られなくなりますが、イベント等で彼らに会えることはあるでしょう」(前出・番組関係者)
『フジテレビKIDS』に確認すると、当初は「たしかに番組は3月で終わりますが、キャラクターの版権は今後も弊社が管理します」と、番組終了を認めた。だが、あらためて『BSフジ』に問い合わせると「現段階で番組終了は決まっていません」との回答が。現場が混乱している様子が伺えた。
制作スタッフもさることながら、番組のためにだれよりも体を張ってきたガチャピン。勤続45年目の“非情リストラ”に、相方ムックと涙を流していることだろう――。