ひとりでそばをすすり、その背中から哀愁を漂わせている中年男性……。昨年12月の昼下がり。人気俳優の遠藤憲一(56)が、都心の繁華街にある立ち食いそばのチェーン店で食事をしていた。
店を出ると、近くの書店へ。そのまま街を徘徊すること1時間。最後にコンビニに寄ってビールや弁当を購入し、高級タワーマンションに帰って行った。しかし、彼の自宅は都内にある一軒家。90年に結婚した、所属事務所社長兼マネージャーの昌子夫人と暮らしているはずなのだが――。
「“恐妻家”として知られる遠藤さん。奥さんはマネージャーなので、仕事でもプライベートでも、つねに行動を共にしています。仲の良い2人でしたが、息が詰まってきたのかも……」(夫妻の知人)
遠藤といえば、昨年12社のCMに出演し、“CMキング”に輝いた。話題のドラマ『バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~』(テレビ東京系)でも主演を務めるなど、超多忙な活躍ぶりだ。
そんな売れっ子俳優が昼日中、立ち食いそばにコンビニ弁当。しかも、自宅ではないマンションへ帰宅って、いったいどういうこと!? 2月上旬の午後8時半、仕事帰りにコンビニで買い物をしていた遠藤を直撃した。
――自宅とは別のマンションで何度かお見かけしましたが、奥さんと別居ですか?
「いやあ、まいったなあ……。実は、あそこは仮住まいのマンションなんですよ。いま、自宅をリフォーム中で」
戸惑いつつも、こう“弁明”。
――でも、コンビニ弁当を買ったり、ひとり暮らしされているみたいでしたが……。
「違います、違います。女房も一緒ですよ(笑)」
後日、昌子夫人に電話取材を試みると“夫婦の事情”を赤裸々に語ってくれた。
「夫婦仲は良くないんですが(笑)、残念ながら別居はしてません」
――遠藤さんはよく、コンビニや立ち食いそばに行ったりしていますが?
「あはは、それは私が全然料理しないから!(笑)」
――リフォーム終了後は、2人で自宅に戻るんですか?
「はい。それで仮住まいの部屋は解約するつもりなんですが、眺望の良いタワーマンションを気に入った彼が『仕事部屋として残したい』と言うので、別にワンルームの部屋を借りたんです」
別宅マンションを借りているのは事実だったようだ。
――では、夫婦円満?
「いえ、円満とは程遠い(笑)。よくケンカもしますしね。でも今回、“遠藤憲一別居”って記事が出るなら『それはそれで面白いね』って、2人で笑ってたんです(笑)」
名脇役は“夫婦の形”も異彩を放っていた。