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ビートたけし(71)の独立で、たけし軍団はさらに絆を固く結んだようだ――。

 

同軍団は83年に結成。北野のもとに弟子入りした人物らによって構成されており、それぞれが「オフィス北野」に所属している。

 

北野がオフィス北野から独立するとわかったのは3月13日。その翌日14日、“たけし軍団の番頭格”とも呼ばれる最年長のガダルカナル・タカ(61)は「とびっきり!しずおか」(静岡朝日テレビ)に出演し、「我々は残ります」と明言。「我々」ということもあり、残留は団員の総意であるようだ。

 

「軍団が一緒にいくと、結果は(これまでと)一緒。たけしさんが少しでも楽に自分のペースで仕事ができるように、我々は残って今まで通りの仕事をする」

 

さらに「軍団の絆は『変わらない』」とタカは話しており、今後も“師匠と弟子”という関係が続くことを示唆している。

 

タカと同様に軍団の古株であるダンカン(59)も14日、サンケイスポーツの電話取材に応じ「たけし軍団との絆は変わらない」とコメント。北野が仕事場で団員に仕事を与えるようスタッフに売り込んでいたことを回想し、「殿は『オレが退くことで、軍団のマネジメントに力が入るのでは』と考えて退社したのかも」と分析していた。

 

団員の間でも独立のウワサは1カ月前から流れていたという。スポーツ報知によると独立報道の直前、北野はたけし軍団を連れて12日から1泊2日の日程でテレビ番組のロケを行った。撮影を終えた12日夜には、旅館で宴会を催したそうだ。北野は「お前ら、飲んどけ飲んどけ」と酒を勧め、いつも以上に親身に振る舞っていたという。

 

一夜明けた13日にはついに「オレはもう新しい会社に移るけど、お前らは今のまま残って頑張れ」と北野は初めて“独立”を口にした。続けて「オフィス北野軍団」に改名するよう進言もあったという。

 

86年のフライデー襲撃事件では、11人の団員を連れ「フライデー」編集部に乗り込んだ北野。警察に連行される際、「お前らの面倒は一生見るから」と団員に言ったとされるが――。面倒を見てきた“殿”が下した決断に、軍団は感謝を込めてエールを送ったようだ。

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