《この度、第三子となります次女を無事出産致しました事をご報告させていただきます。妊娠期間中も温かく見守り、励ましてくださった皆様、本当にありがとうございました》
俳優・石田純一(64)の妻でプロゴルファーの東尾理子(42)が4月9日、自身のブログで第3子出産を報告した。その裏には、42歳の高齢出産に至るまでの奇跡のストーリーがあった——。
11年6月にブログで「TGP生活」と題し、妊娠のための治療を開始した東尾。治療の末、12年11月には長男・理汰郎くん(5)を出産。16年3月には長女・青葉ちゃん(2)が誕生していた。
実は第2子を妊娠した際、治療の過程で受精卵から胚盤胞に育った胚が1つだけ残っていた。そのときと凍結していた胚をおなかへ戻したところ、今回の妊娠が発覚したという。
第3子妊娠を発表した直後の昨年11月、東尾は本誌のインタビューにこう語っている。
「凍結胚は、残していると高い保管料がかかります。そのため“捨てるかおなかに戻すか”を選ばなければならないのですが、破棄するという選択肢はありませんでした。だからこの夏に戻したんです。とはいえ、妊娠確率は5%くらい。とても期待できそうになかったので、妊娠が分かったときはものすごく驚きました。主人も喜ぶより、まずびっくりしていました」
だが生まれてくる赤ちゃんが成人するとき、夫の石田は83歳になる。
「もちろん主人とも、経済的なことや健康面のことを話し合いました。私は高齢出産ということもありますが、それで終わりではなく子育てを続けていかなくてはなりません。主人も、子育てと要介護になる時期が重なるかもしれません」
そして最後に、高齢出産に対する“本音”をこう語った。
「でもやっぱり、『妊娠適齢期は20代なんだよ』ということを(世の中の女性に)伝えていきたいです。自分で言うのも何ですが、3人も授かったのは奇跡的なこと。治療は本当に大変だったので、いつでも産めると思わないでほしいんです。それに、お金もものすごくかかります。体外受精になると1回50万円くらいになりますし、総額で1千万円かかったという友達もいます。決して希望を抱かないでというわけではなく、若い人に現実も知ってほしい。そうしたことをこれからも伝えていきたいと思います」
42歳にして3児の母になった東尾。これからも夫婦手を取り合い、幸せな家庭を築いてほしい。