朝丘雪路さんが先月27日に死去していたことが5月19日、分かった。82歳だった。死因は不明だが、アルツハイマー型認知症のため療養していた。葬儀・告別式は近親者により済まされたという。
幼少から日本舞踊に親しみ、父で日本画家の伊東深水さん(享年74)に勧められて宝塚音楽学校へ入学した朝丘さん。卒業後は映画やテレビ、舞台で活躍した。
特に60年代後半の人気番組「11PM」(日本テレビ系)では、大橋巨泉さん(享年82)と司会を務めたことが話題に。お嬢様育ちのおっとりしたキャラクターとドッキリ発言が、愛くるしい見た目と相まって大評判を呼んだ。
私生活では67年、青森県八戸市の内科医師と結婚。男児をもうけたものの、翌68年に離婚。73年には津川雅彦(78)と再婚。翌74年、真由子(44)を出産している。
11年秋には旭日小綬章を受賞。14年4月には、津川と真由子との家族共演で行われた舞台「花や……蝶や……』出演していた。
ネットでは朝丘さんを惜しむ声が上がっている。
《再放送でおばあちゃん役でちょくちょくお見受けしてたから元気なんだとばかり思ってましたがそうでしたか》
《お見かけしないと思ったら。。品のあるステキな女性でした》
《ずっとテレビで拝見した方が亡くなるのは寂しいものがあります。ご冥福をお祈りいたします》
また津川とのおしどり夫婦ぶりを讃える声も。
《津川さんとおしどり夫婦で有名なスター同志の夫婦でした》
《こんな奥さんになれたらいいし こんな風な夫婦あこがれるめっちゃええ夫婦》
《アルツハイマーの彼女の介護は4年とはいえ辛く長いものだったでしょう、彼も病を患っておられるし》
いっぽう20日、朝丘さんの死を受けて津川が緊急会見をひらいた。「大丈夫じゃないね」と涙ながらに心境を吐露し、朝丘さんへの感謝の気持ちをこう述べた。
「あらゆることすべてに感謝ですね。娘を産んでくれたこと、(自身の事業の経営難で)家を売ってくれたこと、僕より先に死んでくれたことも含めて感謝だらけ……」