「V6を大事にしていくのは当たり前ですが、個人としては、ミュージカルですね。アイドル事務所だけども、ちゃんと舞台に立てる人間を目指していたので、『ジャニーズだから』ではなく、『ジャニーズなのに』と言われるミュージカルの人間になっていきたいと思っています」
そう語るのは、隔週連載『中山秀征の語り合いたい人』第62回のゲスト・V6の坂本昌行さん(44)。V6のリーダーであり、ミュージカルや番組の料理コーナーで活躍。ジャニーズJr.時代の下積みや社会人経験からか、中山と顔を合わせると「中丸(雄一)がいつもお世話になっています」と大人のあいさつを。そんな2人のトーク、スタートです!
中山「個人活動では、ミュージカル作品に多く出演されていて、現在は松尾貴史さんと2人舞台の公演中ですか。今作もミュージカルで、何役もやられていると」
坂本「殺人が起きてしまう館が舞台なんですけど、僕はそこに現れる13人の容疑者を演じています」
中山「うわ。それじゃ稽古も大変ですね。しかもピアノ演奏もあるそうですね」
坂本「本当に、触れてはいけないものに触れてしまった作品だなと痛感しています」
中山「僕も子供の発表会でピアノを弾いたんですけど、簡単な曲でもかなり大変で(笑)。そうとう練習されているんじゃないですか」
坂本「肩回り、背中回りがこんなに痛くなるんだなと。暗譜する時間はなかったので弾いてもらって、指の振付として覚えました」
中山「なるほど、指の振付ですか。でもピアノを続けるきっかけになりそうですね」
坂本「この舞台を終えたご褒美にピアノを買ったら面白いのかなと考えています。ちょっと欲しくなってきちゃって(笑)」
中山「坂本くんの家にピアノですか。すてきですね。プライベートでもよく聞かれるでしょうけど、結婚については考えますか?」
坂本「結婚ももちろんそうですけど、子供を考えますよね。周りの子供が大学生になったり、どんどん大きくなっているので。みんなの子供を見ているとかわいいんですよ」
中山「子供がかわいいと思うのなら、そんなに遠くはないかもしれないですね」
坂本「子供が欲しいから結婚というのも失礼ですから、まずは好きな女性をつくってお付き合いしないといけないので……」
中山「仕事一筋できたっていうのもある?」
坂本「いや、そう決めてきたわけじゃないですし、僕もそろそろいいんじゃないかな、と思ってるんですね。いや、まだまだか、まだまだ若いと思っているので(笑)」