image

 

「琴音は、唯一えん罪で入る囚人ですが、私自身これからの展開がわからない部分もあるんです。そのなかで、しゃべる場面と無言の場面が極端に分かれていたりするから、テンションの付け方が難しいですね。一見ひたすら腹黒そうでつかみどころのない琴音だけど、思いを吐き出す瞬間は共感してもらえたらうれしいです。見たらスカッとしてもらえるドラマだと思います」

 

こう語るのは、4月21日スタートの新ドラマ『女囚セブン』(テレビ朝日系・金曜23時15分〜)で、壮絶な獄中生活にも負けない強さを持つ主人公・琴音を演じる剛力彩芽(24)。物語は、刑務所を舞台に、無実の罪で服役した琴音と、ひとクセもふたクセもある女囚たちとの戦いが描かれる。獄中マウンティングバトルの末に琴音が行き着く先は果たして?濃すぎるキャラの女囚、それを演じる共演者たちを剛力が解説してくれた。

 

■楠瀬司役・山口紗弥加

 

政治資金規正法違反および詐欺罪で服役中の政治秘書。

 

「演じているのは普通に見えて内面はかなりぶっ飛んでるギャップが激しいタイプですが、ふだんの山口さんは“女囚”イチ美容に詳しくて、アドバイスもしてくださるかわいい女性です。それでも役に入るとクールな感じに一変。その瞬間が鮮やかです」(剛力・以下同)

 

■市川沙羅役・トリンドル玲奈

 

夫を殺した罪で刑務所入りしたシングルマザー。雑居房では最年少だが、刑務所歴はかなり長く、琴音に対するいじめも率先して開始する。キレると怖い。

 

「ふだんはおとなしくて、ボーッとしているのをよく見かけます(笑)。そんな彼女が演じるブチギレも必見です!年齢がいちばん近いから話も合うんです」

 

■津田桜子役・平岩紙

 

遺産目当てに色仕掛けで男を殺した毒婦で後妻業。無期懲役。「キャキャキャキャ」という笑い声がなんとも耳障りで、ケンカに勝っては相手をバカにして高笑い。

 

「特に個性的な役を演じていらっしゃる平岩さんは関西の方。琴音は京都弁を話すので、細かいイントネーションを教えてもらっています」

 

■矢島千鶴香役・橋本マナミ

 

“全身整形サイボーグ”の有名美容整形外科の看護師。不倫にハマった末、業務上過失致死罪で服役中。ヒステリックで被害妄想癖アリ。

 

「セクシーだけど暗い役だからギャップが面白い!雑居房で着ているワンピースは私と同じ形なのに、橋本さんが着るとすんごいセクシーなコスチュームに一変しちゃう(笑)」

 

■平塚うめ役・木野花

 

雑居房で最年長の老女。顔つきは優しいが、老老介護の末に夫を殺し、刑務所入り。琴音へのいじめには関与せず、粛々と労務をこなしている。ちょっと耳が遠い。

 

「木野さんは手相が見られるらしくて、私も見てもらいました。そこから人生相談もしてもらって、いいお言葉を頂きました!内容はヒミツで」

 

■坂本奈津役・安達祐実

 

無銭飲食を繰り返していた、刑務所内いちばんの情報屋。琴音に刑務所内でのルールを教えるなどあれこれ世話を焼くも、その優しさは実はウソ!?

 

「安達さんは陰のムードメーカーだと思います。劇中、奈津がツッコミを入れるシーンがよくあるんですけど、安達さんの間の取り方は、見ていてとても勉強になります」

関連カテゴリー: