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マイペースで、気負いなく、自然体のディーン・フジオカ(36)。まもなく公開の主演映画『結婚』(6月24日全国ロードショー)で演じるのは、妻を持ちながら結婚詐欺師として生きる男・古海健児。結婚詐欺師を演じたって、第3子が生まれたって、“おディーンさま”は揺るがない。そんな彼に話を聞きました!

 

ーー映画では、たくさんの女性が登場します。ディーンさんはどんな女性が素敵だと思いますか?

 

ディーン「優しい人ですね。弱い立場にいる人とか、自分の力ではそのネガティブな状況を改善できないような人たちに対して、何かしらシンパシーを感じ取れる力がある人。自分のこととして考えて、そこにアクションを起こしていける人。そういう人は、男女問わず、どんな国でも、どんな人種でも、関係なく魅力的だなあって思います」

 

ーーご自身は、すでに結婚されて、お子さんもいらっしゃいます。この映画を通して、結婚観を見直すことはありましたか?

 

ディーン「自分は幸せだなあと思いましたね。そして、父親として、夫として、しっかり家族を支えようと改めて思いました。というのも、この映画に出てくる登場人物はみんなかわいそうで、いつ、同じような境遇になってもおかしくないと思わされる。平凡な幸せを大事にしなきゃいけないなあって思いますね」

 

ーー結婚詐欺師の役をやるということを奥さまに伝えましたか?

 

ディーン「ええ、やる前に。『子どもに見せても恥ずかしくないものにしなさい』と言われました。『子どもが恥をかくようなことを絶対にしないで』と」

 

ーーお忙しくてご家族と過ごす時間もあまりないかもしれませんが、休暇は取れましたか?

 

ディーン「3月、子どもの出産のタイミングで若干取れて。1週間ほど一緒に過ごしました。でも、それ以来ですね、ジャカルタは。とにかく、生まれたばかりの子どもはずっと見ていても飽きない。かわいいですね、ちっちゃい子は。双子は2歳半になるので、だいぶしゃべるようになりましたね。『ブタ』って呼ばれてますよ、僕は(笑)。子どもたちに人気のある『ペッパピッグ』というアニメのキャラクターが気に入っているようで、息子は『ダディピッグ!』って。娘は、『ハイ!ダディ!』って感じですね。日本語はまだ教えられてないので、日常会話は英語とバハサ(インドネシア語)です。一緒に過ごせるときはその時間を大事にして。離れて生活しているときは、仕事に集中して、いろんなことをやって、という感じですね」

 

ーー俳優業だけでなく、音楽活動も精力的です。7月5日には、映画の主題歌も収録されたファーストEP『Permanent Vacation/Unchained Melody』のリリースが決まりました。

 

ディーン「東京、大阪、福島、と6公演控えています。なかでも、故郷の福島は、ホームカミングスペシャルでいろいろ準備をしているので、ぜひ楽しみにしていてください」

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