「大先輩だけど、昔から『アッコちゃん』って呼んでるの。“怖い”と思ったことないよね、言うならば、“厳しい”なんだよ。仕事の面ではとくに」
そう、今年10月25日にデビュー50年を迎えた和田アキ子(67)について語るのは、タレントのヒロミ(52)。’68年、“和製リズム&ブルースの女王”と呼ばれ、『星空の孤独』でデビュー。その後、“不良番長”などの異名をつけられた和田アキ子。そんな、和田アキ子デビュー50年を記念したコンサートツアー「LEGEND OF SOUL」も開催中だ。ヒロミは、和田アキ子の素顔をこう明かす。
「30年前、一緒にトーク番組の司会をやらせてもらったとき、ゲストの作品を見るとか、下調べは必ずやらなきゃいけないってことは、最初に言われた。僕らは若かったし、言われて初めて気づいて。イメージで、本気で怖いって思っているコがいるけど、『いやいや、面白いおばちゃんよ』って感じ。酒の席で『お前!』とか言われるのもさ、面白がればいいのよ。何も殴られるわけでもないんだから」
また、こんな意外な一面も。
「僕なんか、つねに女扱いしてますよ。体は大きいし、力は強いけど、人に何か言われると、すぐに傷つく。夜とかに電話かけてくるのよ。『悩んでんねん』って。なのに、理由を聞くと、『今、言えへんねん』ってさ、それなら電話してくるなよ、と(笑)。そういう寂しがり屋なところもかわいらしい。昨年、NHKの『紅白歌合戦』に落選したときも、しばらく時間がたってから連絡したら、『なんですぐ電話くれないの!』って怒られて」
そして、ヒロミは次のように続ける。
「本当、女のコなんだよねえ。料理も本当に上手だし、奥さんとしても旦那さんの食事とか完璧にやっていると思います。一昨年くらいに、みんなでハワイに行ったんだけど、『日焼けあかんねん』『ビーチあかんねん』『水着あかんねん』って(笑)。表に出るのが嫌いだから、趣味とかもあんまりない人なんだよね。でも、そのぶん、歌とか、芸能の仕事への取り組み方が尋常じゃないんだと思います」
最後に、ヒロミは和田アキ子デビュー50周年について、こうコメントした。
「アッコちゃん、50周年おめでとう。アッコちゃんの歌は抜群なんだから、“緊張しい”もほどほどに。ツアーも長丁場だから、体に気をつけてね」