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「私は着る服の枠を作りません。年齢や流行に逆らって、何十年も前のアイテムを取り入れてコーディネートに遊び心を持たせています。いかに面白く楽しく着こなすか、今の年齢だからできることかもしれません」

 

そう話すのは、スタイルブック『草笛光子のクローゼット』(主婦と生活社)が話題になっている、女優の草笛光子さん(84)。スタイルブックのなかでは、私服の着こなしを披露しており、オシャレのこだわりや女優生活についても語っている。

 

4月14日から主演映画『ばぁちゃんロード』が公開。9月には主演舞台『6週間のダンスレッスン』再演予定と、精力的に活動を続ける草笛さんに、オシャレのこだわりや美の秘訣について質問しました!

 

【Q】ユニクロなどプチプライスのアイテムも着用されるそうですが、どのようにコーディネートに取り入れていますか?

 

「プチプライスや高価な洋服など、特に区別はつけていません。いろいろな物を混ぜて楽しんでいます。ミックスしてうまくコーディネートができたときは、とてもうれしいですね」(草笛さん・以下同)

 

【Q】ご自身のクローゼットのなかで、とくに思い入れの深いものは?

 

「越路吹雪さんに買っていただいたブレスレットです。生前の越路さんとの最後のお買い物で『これを見たら、私を思い出して』と何度も言われました。言葉の意味をわかっていた私は、ごまかすことが精いっぱいでした」

 

【Q】最近買ったファッションアイテムは?

 

「最近は忙しくて買い物が全然できていません。ですが、私は買い物が大好き! 小さいころは、百貨店の娘になりたいと思っていました。落ち着いたらあちこち回って買い物を楽しみたいですね」

 

【Q】いつまでも元気で若々しくいるために、食生活や運動などで気を付けていることを教えてください

 

「体にいいことはできるだけたくさん試して、その中で自分に合うものを続けています。昔から続けているのは、毎朝セロリを食べること。地方に行っても、これだけは欠かさず続けていますね」

 

【Q】続けている美容法はありますか?

 

「これが美容法と言えるかはわかりませんが、冷え性対策として夏場でも湯船には10分間は必ずつかるようにしています。入浴剤やバスソルトを使って、バスタイムを素敵に彩っています」

 

【Q】美しいグレーヘアを保つために何かしていますか?

 

「体のなかで、髪の毛は本当に何もしてないんです。かわいそうに。昔は髪を染めたりして気にしていましたが、染めるのをやめたら解放された気分になりました。ありのままで堂々といられるのって、自由で気持ちがいいですよ」

 

【Q】仕事や私生活での今後の夢は?

 

「母と誓った『最後まできれいに生きること』。人を押しのけたり、傷つけたり、踏み台にしたり。そういう汚い生き方はしないということ。これを最後まで貫き通していきたいです」

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