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近藤「こんにちは! きちんとご挨拶するのは初めてですよね」

 

蛭子「あれっ、初めてでしたっけ!? 最近、記憶力がちょっと……」

 

人生の紆余曲折を経て、今年50歳を迎えるアナウンサー・近藤サトさん(49)。意外にも「蛭子さんの大ファン」ということで、本誌が対談の場をセッティング。「人生で大切なのは自由とお金」と言い切る蛭子能収さん(70)との異色の対談が実現した!

 

シックな絞りの着物で現れた近藤さん。その艶やかさにオドオドする蛭子さん。

 

近藤「今日はすごく楽しみにしてきました。蛭子さんの漫画も読んでいますが、最近はエッセイも好き。(本誌連載をまとめた)『蛭子能収のゆるゆる人生相談』も『笑われる勇気』もすごく面白かったです」

 

蛭子「そうですか。オレは読んでいないので、あまり内容がわからないですけど……」

 

近藤「ええっ? 蛭子さんが相談にお答えになっているんですよね」

 

蛭子「あっそうでした! 相談の回答が、すべて金で解決すると思っているんですが、それを言うと怒られるから、テキトーに答えています」

 

近藤「テキトーですか……。でも蛭子さんの本を読んだ73歳になる母は、『蛭子さんはいいこと言うわね』と話していたんですよ」

 

蛭子「そりゃ、マズイなあ」

 

近藤「蛭子ファンとしては、対談とか人と話すのが苦手だと知っていたので、今日は、断りきれずにいらしたのかなと、恐縮しているんですよ」

 

蛭子「いやぁ、今日はそうではないですよ。オレが考えているのは、お金を増やすことだけ。こうして仕事をするのも、ギャンブルに行くのも、すべて稼ぐためなんです」

 

近藤「すべてにおいて執着心がない蛭子さんですが、お金を稼ぐことには固執しているんですよね。建て前だらけの時代に、正直すぎる蛭子さんの発言が新鮮ですよ」

 

蛭子「オレは小さいころから『お金がある人だけが幸せになれる』と思っていて、今でもお金を増やしていくことが人生の目的なんです」

 

近藤「ほかの人が言うと、嫌な感じで聞こえるけど、蛭子さんが言うと『理解できる!』と思えるから不思議」

 

蛭子「でもオレはぜいたく品とか高級品には興味がないんですよね。『この世でいちばん大切なモノは?』と聞かれたら、本当はお金と言いたいところだけど、最近は、女房と答えるようにしています」

 

近藤「蛭子さんは奥さまを愛していますものね。エッセイに書かれている奥さまとのやり取りを見てそう思います」

 

蛭子「いつも怒られてばかりですけどね、えへっ」

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