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若手ブレイク女優として露出と知名度をぐんぐん上げている女優の広瀬すず(17)。しかしその人気とは裏腹に、テレビでの失言が原因でネットを中心に女性からバッシングされています。そもそも未熟な10代女子の発言に悪意はないと思うのですが、どうしてこうもネット女子から嫌われるのか。今日は広瀬すずの「バッシングの理由」について考えたいと思います。

 

■裏方軽視発言がマズかったワケ

彼女がバッシングされたキッカケはテレビ番組にゲスト出演した際、照明スタッフに対し「どうして産まれてから大人になったときに、照明さんになろうと思ったんだろう?」と職業軽視とも取れる発言をしたこと。「まあ10代の発言だし……」と業界内でも擁護する声が大きく、騒動自体は収まりました。しかし「可愛いけれど性格悪い系」としてのキャラが定着してしまい、彼女の今後に影を落としています。発言1つがここまで後を引くカタチとなった理由、それは彼女の“妹キャラ”が関わっていると考えます。

 

■全国のお姉ちゃんキャラを敵に回す振る舞いだった

広瀬すずと言えば、姉で女優の広瀬アリス(20)と姉妹セットでの活躍も目にするようになりました。仲睦まじい姿を目にした方も多いと思いますが、こうした活動の結果、広瀬すずは妹キャラとしての立ち居地をゲットしました。しかし妹キャラの悲しいところは、「生意気」というレッテルが普通の人より好感度ダウンにつながってしまうことです。

たとえば年齢は上ですが、天然キャラの女優・綾瀬はるかが今回のような発言をしても、「天然だから」で片付けられると思います。しかし広瀬すずのような妹キャラが発言をすると、本当に些細な一言でも「コイツ妹のクセに生意気!」という、弟や妹に抱くようなイライラ感を見ている側に抱かせます。つまり彼女の発言がクローズアップされたのには、彼女の元々の立ち居地が関係していたのです。

 

■お兄ちゃんからは好かれ女心を一層ザワつかせる

そして妹キャラ故の負のスパイラルがもう1つ起きていることも見逃せません。それは年上男性からのウケの良さです。今回の発言以降バッシングされている広瀬ですが、彼女を批判するのはもっぱら年上女性。その盛り上がりと反比例するように年上男性からは「可哀想だな……」という擁護のムードが漂います。

たとえば最初の失言騒動の際には、タレントの伊集院光やお笑い芸人NON-STYLE井上などが広瀬を擁護していました。つまり妹キャラがお姉ちゃん系にいじめられ、それをお兄ちゃん系にかくまわれているのです。男性から擁護される姿を見て、広瀬を批判した女性達がいい気分になるハズもありません。結果、生意気と言われていた当初のイメージから批判はどんどん一人歩きし、「ぶりっ子そう」「裏では性格悪いらしい」などなど男性の擁護が出れば出るほど勝手な発言が加熱するという縮図が出来ているのです。

 

現在、広瀬の人気を支えるのはもっぱら男性のようです。しかし長く人気女優に君臨するのであれば、男女両方の人気は必須。こうして加熱するのも彼女の美少女さ故ではありますが、なんだか可哀想でなりません。そもそも常にキレイな模範解答ばかり発言する女優よりも、数倍あどけなくて魅力的な気もするのですが……。彼女の変化と活躍に期待したいと思います。。

おおしまりえ

雑食系恋愛ジャーナリスト・イラストレーター。10代より水商売やプロ雀士など人気商売に身を投じ、のべ1万人の男性を接客。鋭い観察眼と、男女のコミュニケーションの違いを研究し、恋愛コラムを執筆中。
ブログ:http://oshimarie.com

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