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8月14日、国民的アイドルグループのSMAPが2016年12月31日をもって解散すると発表されました。

 

2016年の年明けに独立や解散報道があってから7カ月。「ついに……」という印象もありますが、ここへ来るまで多くの話し合いや対応がなされた上での決断なのでしょう。全員ジャニーズ事務所への残留も同時に発表されましたが、ファンとしては“本当のバラバラ”にはならないということがわかり、悲しい気持ちと少しの安心感、そして大きな感謝があるかもしれません。

 

気付いたころからテレビの中にいて人気者として第一線で活動し続けてきた彼らが、こういう形で変化を遂げるのは非常に寂しい気持ちもあり、ネット的に表現すると「一つの時代が終わった」とでも言うのでしょうか。本当に残念です。

 

解散が確定的な今、次に気になるのは解散後の各々の活動かもしれません。一部メンバーは表舞台ではなく運営側や別業種への転向も噂されていますが、真相は解散してからでないとわからないところ。俳優そしてタレントと幅広く活動していた彼らを改めてみた場合、25年の芸歴で積み重ねられた個性は全員強く、ピンとなってその個性が光るのか苦戦するのか、なかなか判断は難しいところです。

 

今回はそんな彼らの未来を予測しつつ、ピンになった場合一番輝きそうな人は誰なのかを考えてみたいと思います。

 

■一番心配なのは中心人物・木村拓哉
まずは今後の立ち位置や活動が一番難しいと予想されるメンバーは誰かを考えてみたいと思います。ズバリ、年明けからの騒動の中心的人物である木村拓哉さんではないでしょうか。

 

もともと年明けの独立騒動の際に事務所残留を一人希望したなど様々な憶測が飛んでいますが、一人での活動になった際に彼が一番心配になる理由は「存在感の幅」です。

 

抱かれたい男ナンバーワンを長く死守していた彼の存在感は、イケメンそのもの。姿、振る舞い、言動、すべてがスマートでかっこいい男。それが木村拓哉です。しかし逆に考えた場合、かっこいいが100%の活躍シーンは、現在のテレビ番組内だと限られてしまう可能性もありそうです。というのも現状のテレビ番組のメインはバラエティ番組です。ドラマ本数は年々減少傾向にあるため、「主演ドラマ」の機会は、なかなか得られにくくなることが予想されます。

 

■意外と俳優で花開きそうな吾郎ちゃん
元祖イケメン俳優ともいうべき木村さんが不安になる反面、俳優としてピンになった後に期待が一番持てるのが、実は稲垣吾郎さんではないでしょうか。

 

SMAPの中では緩衝材的なマイルドさが魅力の”ゴローちゃん”は、謎な部分がまだまだ残されています。そんななかピンになった際に俳優業で期待が持てる理由は、2016年の4月期に放送されたドラマ「不機嫌な果実」にあります。

 

林真理子氏の代表作を20年ぶりにドラマ化したこちらの作品ですが、稲垣さんは潔癖性でセックスレスで妻に異常な執着心をみせる危険なマザコン夫役を熱演しました。文字にするだけでも凄そうなこの役柄を演じきり、ネットでは「はまり役!」「コウちゃん(稲垣さんの役名)しか印象に残らない」と女性から大絶賛されました。

 

ここで振り返ると、稲垣さんには実はパッと思い浮かぶ“コレ”というドラマや映画の代表作があまりありませんでした(しいていうなら「東京大学物語」でしょうか。しかしそれも22年前の話。懐かしい!)。そんな中で今年の春に演じた役柄は、稲垣さんの清潔感のあるイメージを最大限に生かした役柄であり、今後こういった“繊細な役柄”が彼の代名詞となれば、俳優としての露出が増えて行く可能性も十分ありそうです。

 

解散は本当に本当に悲しいですが、前向きに考え直したらスター級の5人が、今後どのような活動に転向していくのかは楽しみでもあります。

 

2016年は残り4カ月。せいいっぱいSMAPを応援しつつ、2017年の活動にも前向きに期待をしていきたいと思います。

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