便秘が原因で肩こりが起こる!? 肩こりを誘発する意外な原因とその対処法
「肩こりの原因はいろいろ考えられますが、意外なところで便秘が肩こりを引き起こすこともあるんですよ」
前回に続き、肩こりの解消法を教えてくれるのは、セレブリティ御用達の高級パーソナルトレーニングジム「デポルターレクラブ」でボディケアを担当する奥山禅さん。「肩こりを改善しようと肩を揉んでばかりいても治らない人は別の原因を探った方がいい」とのこと。
「内臓の調子が悪くなったり寝不足で疲れが溜まったりすると、排出されるべき毒素が身体に残ってしまう。それが酷くなると体がSOSのサインを出すことがある。例えばそれが肩こりだったり、頭痛だったり、むくみだったり……。なので『肩がこったな』と思った時は肩をマッサージするだけで終わらず、『これは自分の身体からの要注意の信号かもしれない』と思って、体全体の健康状態を見直してみることをお勧めします」
実際、奥山さんの元に「肩こりがツラい」と治療に訪れる人で、内臓の調子を活性化させるツボを刺激することで肩こりが改善した人も少なくないという。意外な要因を見つけ出し、治療を施すことでお客さんの悩みを取り除く。これこそが奥山さんがゴッドハンドとして信頼される理由だ。
「私の元にはトップアスリートや経営者の方も多数いらっしゃいます。心身を酷使する環境で多忙を極める人たちに対して、短時間で体の不調の悩みを取り除くのが私の仕事。少しでも早く不調の原因を見つけ出すためには『どれだけ信頼してもらえるか』が大事だと思っています」
そんな奥山さんに「便秘を解消することで肩こりを治す」というアプローチで、便秘度をチェックできるツボと、便秘を解消できるツボを教えてもらった。
セレブに絶大な信頼を得るゴッドハンドが伝授する、便秘と肩こりを同時に解消できる画期的な簡単セルフツボ押しを早速試してみてほしい。
奥山さん直伝「肩こり解消ツボ押し」(3)「便秘解消」のツボ【志室(ししつ)】
<便秘度チェック>
(1)腰骨とへその間にある「回盲部」を押し、硬さを確認する
※硬くなっているとお腹の動きが悪くなっている可能性がある
<志室のツボを刺激する>
(2)回盲部の真後ろに位置する「志室」というツボの位置に見当をつける
※5つある腰骨の上から2番目と3番目の間の指4本分、横の位置が目安
※腰痛の人はこのあたりにコリを感じ、押すと少し痛みを感じる
(3)仰向けになり、テニスボールを志室に当たるように置く
※左右どちら側でも良いが、奥山さん曰く「特に右側の志室がオススメです」
(4)徐々に体重を掛けてテニスボールを使ってツボを刺激する
※痛い場合はタオルをはさむ
※肋骨に当たると痛みを伴うので気をつける
【協力店舗】
PERSONAL TRAINING / DEPORTARE CARE
(http://www.deportareclub.com/)
東京都港区西麻布3-17-34 Deportare Building
TEL:03-6804-6680
FAX:03-6804-6681
営業時間:<月~金曜日> 9:30~23:00/<土曜・祝日> 9:30~20:00/日曜定休(Deportare Careは土日曜定休)
「存在するなら、進化しろ」をキャッチフレーズとして掲げ、2010年にスタートしたデポルターレクラブ。西麻布という超一等地に高級感あふれる店舗を構え、会員の半数は会社経営者、ほかにも芸能関係やプロスポーツ選手が多数愛用するセレブリティなパーソナルトレーニングジムが同施設内で展開するボディメンテナンスサービス。デポルターレクラブが培ってきた知識とスポーツ科学のノウハウに、鍼やお灸などの東洋医学を組み合わせたボディケアやコンディショニングサポートが特徴。一般の方だけでなく、トップアスリートや東京五輪をめざす若き競技者たちも多数通っている。