「ナポリタンって何?」そんな素朴な疑問から、「ナポリタンの裏ワザレシピ」、「ナポリタンに関するコラム」など……ナポリタンにまつわる豆知識を、ナポ女子がご紹介します!

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もし、あなたがイタリアに行って、「ナポリタン」とオーダーしてもナポリタンは出てきません。なぜなら、イタリアにはトマトソースパスタの「スパゲティ・ナポレターナ」はあっても、ケチャップを使用した「ナポリタン」という料理は無いからです。「ナポリタン」は、イタリアのナポリ市発祥と思われがちですが、実は、日本が発祥なんです!

ナポリタン誕生についてはさまざまな説がありますが、なかでも有力とされているのは、神奈川県横浜市にある昭和21年創業の老舗洋食店「センターグリル」のナポリタンが“元祖 ナポリタン”といわれています。

 

また、「ナポリタン」には、外してはならない3大原則があります。前述した通り、1つめは“ケチャップを使用すること”。2つめは、“赤と緑を入れること”。赤とは、ケチャップとウインナーの赤色。緑とは、ピーマンやグリーンピースなどの緑色のこと。そして、3つめは、“麺を炒めること”。「トマトソースパスタ」は、麺とソースを和えますが、「ナポリタン」は麺をこんがり焼き色がつくまで炒めます。炒めることで、ケチャップが焦げて香ばしさがより際立つんです!

ここで、横浜にあるナポリタン学会田中健介会長のひと手間アドバイス!ナポリタンを作る前日に、麺を冷蔵庫で一晩寝かし、炒める直前に、麺の周りに水を回し入れることで一気に麺が水分を吸収し、モチモチ食感の麺に早変わり!ナポリタンがより美味しく作れる裏技です。

 

このように、「ナポリタン」と「トマトソースパスタ」は、似ているようで、全く別物なんです。同じトマトの味でも、間違ってはいけません。もし、ナポリタンに“トマトピューレ”を使用してしまったら……きっとナポリタン学会会長さんから一喝されることでしょう。「何気取ってんだ!」と(笑)

 

◯◯◯日本ナポリタン学会(にほんなぽりたんがっかい)◯◯◯

横浜市を拠点に、ナポリタンの周知活動と横浜市の地域振興を行う団体。ナポリタンを愛するメンバーが揃い、神奈川県各地のナポリタンの名店を公式WEBサイトで紹介している。

今日のヒトミコト『妄想を繰り広げる女性記者ヒトミのTwitter連動コラム』

image簡単に見分ける方法は、トマトソースパスタの上には、緑色のバジルやパセリをのせ、オシャレな西洋料理を象徴しています。一方のナポリタンは、ピーマン一色で緑色を補っています。これも実は、炒めた時にピーマンの方が旨味が増すからなんです。美味しさを全て計算しつくされているナポリタン。うん。やっぱり、魅力的!

 

 

 

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