本誌でもちょこっと書きましたが、
映画『サヨナライツカ』で西島秀俊さん演じる豊がつとめる会社はシーロム地区にありました。
シーロムは日本でいう丸の内のような場所で、昼は経済の中心地。
高層ビル群が並びエリートビジネスマンが行き交うような場所です。
なので日中にこのあたりを散策するとこれといって楽しい出来事には遭遇しません。
唯一『すごい!』と感動するのはランチタイムです。
ビルからたくさんの人々がランチを求め、屋台群のある場所へ移動するのです。
(ランチ時のシーロム通り)
ここはシーロム地区にあるとある屋台群。
ランチ時の熱気とひとの多さ…、圧巻です。
(わらわらと近くのビルからご飯を求めにやってくる人人人)
(かなり広い場所なんですがあっという間に席がなくなってしまいます)
14時にもなるとひともだいぶ少なくなり、
朝早くからやっている屋台は店じまいも始めてしまいます。
夕方になるとこの屋台群はすっかり静かになります。
ちなみに冷房の利いたレストランでランチ…というのはたまにあるぐらいで、
気軽に安くておいしい屋台で食事をとるのがタイのビジネスマン流です。
麺類かご飯におかずをかけたものが主流。
昼の屋台はこういったビジネスマンに支えられています。
そしてビジネスマンが仕事を終え、家路につくころ、シーロムは、夜の顔を見せ始めるのです。
あのゴーゴーバーや露天で有名な『パッポン通り』、
日本人がお得意さまの『タニヤ通り』があるのもこのシーロム。
昼は静かだった場所は夜になると一大歓楽街へ早変わり。
ビジネスマンと入れ替わりに外国人観光客が大挙してやってきます。
次回は夜のシーロム地区についてお届けします。
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