デストラーデにズレータも…「あの助っ人外国人はいま」
今年もたくさんの日本人選手がメジャーリーグに渡り、たくさんの助っ人外国人選手が日本へやってきた。そこで思うのが、あの日本球界を賑わせた外国人選手たちは今どうしているのか?本誌特派記者が開幕直前&直後の米国で”あの人は今”を大捜査してきた!
●D・J ダグ・ジェニングス(47)
’95〜’97年、オリックスに在籍。阪神大震災の翌’96年、地元神戸でリーグ優勝を決めた試合で9回裏に代打で登場し、起死回生の同点ホームランを打ったD・Jは、フロリダ州で野球個人レッスン業をしていた。
「今、高校生らを対象に野球の指導をしている。カブスのアンソニー・リッゾは僕が指導した。オリックスで中西(太コーチ)さんや新井(宏昌コーチ)さんに教えてもらったことがとても生きている。彼らはパズルをうまくはめ込むように選手を教えていた。その方法を僕も取り入れているんだ」
●オレステス・デストラーデ(49)
’89〜’92年、’95年、西武に在籍。日本シリーズ3連覇をした西武の黄金期を支えたデスト。昨年まではESPNで解説を担当、今季からFOXスポーツに移籍してレイズ戦の解説を担当している。
「日本の思い出は多いが、忘れられないのは’90年の日本シリーズだ。巨人の槙原から特大のホームランを打ってシリーズのMVPに選ばれたんだ。最高の舞台で活躍できて、僕にとってはいちばんの思い出だよ」
●フリオ・ズレータ(37)
’03〜’06年ホークス、’07〜’08年ロッテで活躍。「パナマウンガー!」と吠えるパフォーマンスでお馴染みだった”パナマの怪人”は、フロリダ州でバッティングセンターを経営している。
「とても順調だよ。メジャーのチームも使っているマシンを置いているから、プロレベルの練習もできるし、トレーニングルームもある。技術指導も行っている。僕も将来はコーチになりたいから、この練習場はそのための第1歩でもあるんだ。日本のことは忘れられない。日本のファン、特に福岡のファンはナンバーワンだよ!今もメールをもらうんだ」