報道陣に対して「正月は”老婆の休日”を楽しみたい」と言い残して、完全に表舞台から姿を消した田中眞紀子前議員(69)。「選挙後は選挙区の新潟にはほとんど帰らず、基本的に東京・目白の自宅にこもっているようです」(民主党関係者)
「落選して”ただの人”でしかない現状に耐えられないのでしょうね。複数の民主党現職議員に連絡を取っています。参院選で今回のリベンジを狙っているようです」(田中家の知人)
民主党としてみれば、党勢回復の目玉候補のひとりで、出てほしいのはやまやまだ。「本人も輿石東前幹事長たちに相談しているみたいです」(前出・民主党関係者)
参院新潟選挙区の改選は2人だが、そこには強敵女性議員がいる。『生活の党』の小沢一郎代表の右腕、森ゆうこ議員が現職だ。「知名度のある眞紀子前議員とはいえ厳しい戦いが予想されます。今は、じっくり情勢を分析しているようです」(別の民主党関係者)
次回、2度めの落選となれば彼女の政治生命が断たれる恐れもあり、ここが正念場のようだ。
民主党から日本未来の党へと移った福田衣里子前議員(32)は、落選後に政界を引退した。「もともと、薬害問題で注目を集めていた彼女を民主党が強引に出馬させたこともあり、議員バッジへの執着心は薄かったのでしょうね」(永田町関係者)
自らが掲げるテーマ、肝炎対策基本法などは一定の評価を得たが、それ以外では影が薄かったという。同僚議員たちともなじめず、苦労したようすの福田前議員だが、昨年5月にひとつ年下の法務省キャリア職員と結婚。当初は別居婚を強いられていた。夫は現在、大阪市に出向し特別顧問として橋下徹市長のブレーンを務めている。
「彼女は落選後の年末から大阪市内のマンションで半年遅れの新婚生活を始めました。引退して夫を支える道に充実感を感じているようです」(大阪の地元紙記者)
議席を失った女性議員たちは、それぞれの新生活を始めている――。