「将来的には…」と、田中将大(24)が、初めて自らの言葉でメジャー移籍を匂わせたのは、昨年の契約更改でのこと。だが、その将来は「今オフ」とスポーツライターは断言する。
「まず今季、メジャーを意識して緩いカーブを投げるようになった。また、尊敬するダルビッシュとは、ふだんからメールでメジャーの打者についての情報交換をしている。さらに、妻の里田まいが今年から通信講座で英会話を習いはじめた。夫婦そろって海を渡ることを意識した証拠で、その時期はこのオフになる」
また、楽天担当記者は、次のような視点から渡米が近づいていることを示唆する。「田中の今季の年俸4億円以上に加え、優勝争いを演じたことで、大幅アップの選手が続出するなか、『球団経営はビジネス』と語る三木谷浩史オーナーは、高額の移籍金が入るなら、無理に引き止めないだろう」
さらに、楽天・立花陽三社長(42)は、以前本誌の取材に、慰留の努力はしつつも、「球団の姿勢として、そういったチャレンジをしたい選手を行かせない球団がいいのか悪いのか、というのは別次元だと思うので、そこは冷静に判断しなければいけないと思っています」と、移籍を容認するような発言をしていた。
もはや、障害はゼロ。メジャーでは、ヤンキース以下、6球団での争奪戦が予想されている。
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