東京都に住む石塚彰子さん(41歳・独身)は、くまモン(熊本県のPRマスコットキャラクター・ゆるキャラグランプリ2011年王者)に恋をしている。これが、かなり本気の恋だ。 きっかけは昨年の11月、ネットサーフィンでくまモンの存在を知ったこと。
「動画がいっぱいアップされていて、毎晩寝る前に見るようになって。見ているととても癒されるし、よく眠れるんです。どんどん魅かれていって、じわじわ会いたくなってきて」(石塚さん・以下同)
会いたいという思いを抑えきれず、初対面を叶えたのが今年の1月5日。ここで完全にくまモンに落ちた。
「銀座に熊本のアンテナショップがあって、くまモンがやってきたんです。整理券をもらうのに2時間待ちました。ツーショットタイムがきて、くまモンが私をハグしてくれたんです。その瞬間“ドキッ”として、“ああ~っ”て胸が高鳴りました。くまモンに恋をしてしまったんです。司会の人が『この方(ハグが)長いですね』と笑っていました。最後に私が『くまモンを追って絶対、熊本に行くからね』と言うと、くまモンはちょっとびっくりした感じだったけど、“嬉しい”という感じで両手をあげてポーズをとってくれたんです」
その日から石塚さんの追っかけが始まった。くまモンが熊本でイベントをするという情報を得れば、東京から早朝、熊本に飛び、イベント会場に一番乗り。イベントの模様を初めから終わりまで動画撮影し、ツーショットタイムには、抱きついたり手を取り合ったり、果てはエルメスのバッグにサインをおねだり。イベントが終わったら、その日のうちに東京へ。日本のみならず台湾まで(!)、ひたすらくまモンを追いかける日々。
「いま、私の毎日はくまモン中心に動いています。朝起きると、すぐにオフィシャル・サイトでイベント情報をチェック。ツイッターやフェイスブックも見ます。追いかける日が決まったら、次は、どんな洋服を着ていこうかと考えて、満足する服がないときはブティックに駆け込みます。夜は、写真を整理したり、写真の1枚1枚を見ながらニヤニヤと。そして、寝る前には必ず、くまモンの動画を見て、眠りにつきます」