仲間由紀恵(34)と田中哲司(48)、大江麻理子アナ(36)とマネックス証券の松本大社長(50)と「年の差電撃婚」が相次いでいる。30代半ば女性+アラ50男の組み合わせだ。人気絶頂の三十路女がともにアラ50男を選んだのには、理由がある!?その相性を、勝手に検証した。
「アラ50夫の包容力や、ガツガツしていないところが、心の隙間にじんわり染みます(笑)。同年代の男性は、自分も仕事で手いっぱい。疲れた三十路女を癒やすのは、荷が重いのでは?」
そうほほ笑むのは、神奈川県在住のナツコさん(33・仮名)。今年、15歳年上の夫と結婚したばかりの新妻だ。20代のころ、モデルとして活躍した経験もある美貌の持ち主。そのため、余計に「女性は若さがすべて」という価値観に悩まされていたという。
「いよいよ30歳を迎えたときに、ああ、もう若くない、私の市場価値はなくなったんだなと思いました。結婚も半ば諦めたその矢先に、夫と出会ったんです」
知人の開いた飲み会に来ていた和則さん(48・仮名)と意気投合。食べ歩きが趣味という共通点とも相まって、2人で出かけるように。ほどなく、交際に進展した。同じ年上でも、仕事で出会ったアラ40男性は、出世欲も旺盛で、まだギラついていたという。
「おまけに、彼らはまだ20代の女のコと遊びたいんですよね。三十路の女はもう若くないと思っているフシもあって、癒しの存在としては程遠い。やっぱりアラ50の彼こそ、私にピッタリだと思いました」
いっぽうの和則さんも、「この組み合わせだから結婚を決意したのかも」と語る。
「それまで結婚に興味はなかったんですが、50歳を目前にして、ふと孤独死はイヤだなと思ったんです。そんなときに出会ったのが彼女でした。これだけ年が離れていると、確実にこちらのほうが知識や経験があるので、ぶつかることがほとんどない。相手の失敗にも寛容でいられます。かといって、20代の女のコはさすがに若すぎて、恋愛感情がわきません。女性は30代ぐらいになると、だいたい“仕上がって”いるので(笑)、大人同士としての関係も築けるんです」
失われていく若さに戸惑ったり、仕事でそれなりのキャリアを積んだ30代半ばの女性には、アラ50男性の慈愛が染みるということか。
「確かに男性は、加齢とともに闘争心をつかさどる男性ホルモン『テストステロン』の分泌量が下降していきます。50代になるとその兆候は際立ち、その分、性格も穏やかになっていきます」
そう語るのは、成城松村クリニックの松村圭子院長。
「いっぽう、女性は40代に向けて女性ホルモンが下降気味になる。30代半ばは、その準備に入りつつある年ごろです。しかも、いまは男性に負けじと仕事をしている女性も少なくありません。とはいえ、結婚や出産に揺れる、悩み多き年ごろでもあります。そこでアラ50男性の持つ穏やかさや度量に、癒しを求めるのかもしれません」
恋愛経験もそれなりに積んでいることも相まって、30代半ばの女性たちがパートナーに求めているのは器の大きさなのだ。ただ、大きな問題は、夫が先立つタイミング。
「ただでさえ男性の方が平均寿命は短いもの。一回りも年下の奥さんと結婚すれば、当然夫のほうが先立つ可能性は高いでしょう。その前に介護の問題もあるので、心構えが必要でしょうね」(松村先生)
前出の和則さんも、いちばんの心配事は「自分の寿命」と苦笑い。
「下手をすれば姑より自分のほうが早く死んでしまう可能性もある。子どもは欲しいと思うので、せめて、子どもが社会に出るまでは頑張って生きたいと思うのですが……それを考えると、少し憂鬱ですね(笑)」
ともあれ、相性的には意外と悪くない、30代半ば女性とアラ50男性の組み合わせ。今後、女性の社会進出がますます進めば、このカップリングも増殖していくかも?