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3月10日、国有地格安払い下げ疑惑が浮上する学校法人「森友学園」が建設予定の小学校についての認可申請取り下げを決定。さらには籠池泰典理事長(64)が退任することを明らかにした。

 

学園が運営する「塚本幼稚園」では、園児に大便を持ち帰らせるなどの “虐待疑惑”も報じられている。なぜこうした行き過ぎた教育方針が生まれたのか。だが籠池理事長とその妻・諄子副園長(57)は、家庭でも仰天の教育を行っていたようだ。

 

三男二女の5人を育ててきた夫妻は、92年ごろに大阪市西淀川区に3階建ての一軒家を新築した。諄子副園長は小学生への傷害容疑や府の調査妨害など、激情的な“事件”が数多く伝えられてきている。彼女のそうした側面が見られるようになったのは、95年以降。父で初代園長だった森友寛氏が亡くなり、園の運営が夫の籠池理事長に移ってからだった。

 

「遺産相続やお金の問題で親族トラブルが起きていたと言われています。寛さんの死から1年後の理事会では、森友学園に4億円の負債があると明かされたそうです。そして寛さんが亡くなってから、籠池理事長による右翼教育が激化していったのです」(社会部記者)

 

籠池理事長の方針転換に合わせ、諄子副園長も運営にかかわるように。そして一家は豊中市内の賃貸住宅へと転居。彼女の行動もエスカレートしていった。「うちの父が籠池さん夫妻の次男を預かることになったんです」と語るのは相撲道場「古市道場」の古市満朝氏だ。

 

「たしかに次男は“問題児”でした。お母さんはたまに稽古を見に来ていましたが、よく長男が連れてきていました。覚えているのは、次男の服が異様だったこと。いつもボロボロになったピチピチのTシャツを着ているんです。しかもお小遣いもあげていないようでした。保護者から『子供のことを見ているんやろうか』と疑問の声が上がっていました」

 

次男は中学を卒業すると、大相撲の阿部松部屋へ入門。だが度々脱走を繰り返すように。

 

「ある日、お母さんから次男宛に電話があったそうです。彼女は『おいコラ、殺すぞ!』と男のような声ですごみ、次男は震えていたといいます。その後、夫妻そろって部屋を訪れて対応した親方と女将さんを罵る“事件”も。『次男が逃げてばっかりなのは、あなたたちが面倒を見ないのが悪い!』という言いがかりのようなものだったと聞いています」

 

家庭でも極端な教えを説いていた籠池夫妻。問題の根は前からあったのかもしれない。

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