「読むと心が軽くなる」「蛭子さんなのに、またいい話してる」「安定の競艇オチ」……とネット上で話題を呼び、たちまち4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)。その好調な売れ行きに、「え、あの本が?信じられない……」と驚く蛭子能収(68)が、本誌読者からの相談に答える!
【Q】「学歴コンプレックスで悩んでいます。僕は専門学校卒ですが、会社の同僚は大学卒ばかり。仕事は同期よりもできますが、学歴が理由で出世コースから外れてしまう気が。不公平だと思いませんか?」(カツトシさん・25・会社員・大阪府)
【A】「最後に勝つのは高学歴より高収入」(蛭子能収)
オレの兄貴は中学を卒業したら、当たり前のようにすぐ漁師になりましたが、オレは高校まで行かせてもらったんですよね。でも、東京に出てきたときは「大学はどこ?」とよく聞かれて、いつも引け目に感じていました。とくに出版社の人は高学歴の人が多いんですよね。そんな編集者は、漫画ですごく悲惨な殺され方をする役として描いて、劣等感を紛らわせていました。
そんなコンプレックスが消えたのは30代後半。テレビに出るようになって、食えるようになってからです。だから何でも解決するのはお金なんですよ。アナタも学歴のことを考えずに、まずは仕事を頑張ればいいと思います。ただ、その仕事がそんなに稼げないのなら、辞めるなり方向を変えるなりしてもいいんじゃないですかね。
ちなみに中卒の兄貴ですが、公共事業で橋ができることになり、100万円で建てた家が1千200万円で売れたそうです。人生何があるかわかりません。それにしても、うふふふ……家って100万円で建てられるものなんですね。
【『蛭子能収のゆるゆる人生相談』たちまち4刷&電子書籍化!】
建前だらけの世の中に、疲れ果てたらこの1冊! 当コラムをまとめた“きれいごと、ゼロ”の単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)好評発売中です。
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