8月中旬から9月1週目にかけてずっと続いた雨と曇天の日々。
ニュースによると、8月5週目の一週間の日照時間はたった3時間だったそうです。
お日さまの惠みあってこその我が家の電力自給生活。
いままで順調で、なんのトラブルもなくやってきましたが、初めて雲行きが怪しくなりました。
ついついきになって見てしまうのが表示パネル。
電力自給生活を始めたころは、しょっちゅう見ていました。
「発電してるかな?」「いまのバッテリー残量はどのくらいかな?」
しかし最近は、電力自給していることすら忘れてしまうくらい問題なく暮らせていたので、この表示パネルをいちいち見ることがすっかりなくなっていました。
でも、さすがにこうもずっとお天気が悪いと、チェックしたくなってしまいます。
見てみると、発電がされていない…。
バッテリーへの充電もされていない…。
同じようなお天気が続いた梅雨どきは、全く問題がなく、不安なく過ごせました。
むしろ電氣が余ってしまうので、乾燥機で洗濯物を乾かしたくらいです。
詳しくは下記の二灯をお読みください
●第26灯 梅雨半ばで限界に…ついに禁断の家電を動かす! 「節電マインド」から「積電マインドへ!」
しかし今回は状況が違うのです。
その理由は太陽の変化。
立秋を過ぎたころから、太陽が低くなって、パワーも落ちてきているのを実感。
パネルに対して太陽光が90度の直角で当たると一番発電しますが、秋を迎え始めてから角度が低くなってきている模様。
梅雨のときは、どんなに鉛色の曇り空であっても、雨がしとしと降っていても、高い角度から強烈な太陽の光がパネルに到達するので、肉眼でその姿が見えなくても、ガンガン発電してくれていました。
しかし今はもうあのときのお日さまではないのです。
オフグリッドな暮らしを始めて、自然が教えてくれる季節の移ろいを敏感にキャッチできるようになったわたし。
咲く草花、実る果実、虫の音、風の匂いなどなど。
でも一番よく分かるようになったのは、やっぱり太陽。
高さ低さ、光の強さ、大きさ、日照時間などから、季節の変化が分かるようになりました。
まだまだ残暑が残っていて夏は終わっていないように感じますが、太陽と共に暮らしていると、すでにもう秋であることがよく分かります。
オフグリッダーにとって工夫と注意と我慢が必要な冬がまたやってくる…とちょっとブルーなきもちに(笑)
一方で、太陽が低くなった分、家の中に差し込む光が戻ってきて、ちょっとハッピーなきもちに♪
この写真では、窓から20センチほどのところまでお日さまが入ってきていますが、冬至になるにつれてどんどん家の中まで入ってくるようになります。
真冬の晴天の日は、リビング全体にお日さまの光が満ちて、暖房いらずのポカポカ空間に♪
あの心地よさを味わえる季節がまたやってくるということでもあるので、自然とは何かしら惠みを与えてくれることがよく分かります。
ヘアドライアーは熱を生むので、電力消費がわりと激しい家電のひとつ
話がそれてしまったので、電力ピンチの内容に戻ります。
こちらが8月の発電・蓄電グラフなのですが、8月27日を皮切りにどんどん発電・蓄電量が減っていっているのが分かります。
8月前半は一日6~7kWh発電しているのに対して、後半の曇りや雨の日々はたった1~2kWh。
我が家の冷蔵庫の一日の消費電力量が750wですので、それをまかなえるくらいのぎりぎりの状態。
鉛バッテリーは、50%の残量を切ってしまうと劣化が進みやすくなるので、半分を切らないようにすることがとても大切!
だんだん近づいてくる50%のラインに冷や冷や。
先日9月2日のこと。
朝起きるとザーザーの雨。
まだ夜なのではないかと思うほど外は薄暗く、もちろんチャージングボタンも点灯せず。
バッテリー残量は70%。
この日は一日中雨の予報で、この先も曇りか雨のお天気が一週間続くとのこと。
これはさすがにピンチ!!!
出勤前に夫がヘアドライアーで髪を乾かしてセットしているのを見ていて、ひとりハラハラドキドキ。
ヘアドライアーは熱を生むので、電力消費がわりと多い家電のひとつだからです。
5分経過…。
7分経過…。
だめだ、もう我慢できない!
「お願い!もう止めて!」と命を乞うような目で懇願。
夫は髪が半乾きの状態で出勤することに(笑)
その日の午後、予報がはずれて2週間ぶりに晴れ間が広がりました!
久しぶりのお日さまとのご対面に胸が高鳴り、希望で溢れかえります!
オフグリッドな暮らしをするまでは、晴れ間にこんなに胸をときめかせることはありませんでしたが、いまのわたしにとって太陽は夫と同じくらい愛する大切なパートナーですので、会えたときの喜びといったら言葉で表現できないくらい!
この日はたった数時間の日照で、6.6kWhも発電して、バッテリーもあっという間に100%まで充電。
なんだ、こんなことになるなら夫に好きなだけヘアドライアーを使わせてあげればよかったと後悔…。
その晩、夫が会社から帰宅したときに、髪が濡れたままセットがきまらない状態で出勤させてしまったことを深くお詫び申し上げました(笑)