キム・ジョンフン除隊後・初インタビュー! 「今は何でもやれる!という気持ちで楽しく仕事しています」
男性ユニットUNとして活躍し、その後『宮~ラブ・イン・パレス~』のユル役で俳優として日本でも多くのファンを持つキム・ジョンフン。2月28日に除隊して、シングルCD『PRESENT』を韓国で発売し、現在は主演ドラマの撮影真っ最中。ジョンフンの現在と未来を語ってもらった、除隊後・初インタビューです。
ジョンフンが帰ってきました! 約2年間の兵役を無事終えて2月28日に召集解除、準備期間を経て4月10日に韓国ファンミーティング、5月3日にさいたまスーパーアリーナで日本ファンミーティングを開催。
日本ファンミでは、「Rainy Flash」で登場し、久々のジョンフンの歌声に会場は感動しきり。
その後は衰えていない日本語トークでファンを魅了。トークの最中、「そうそう、このジョンフンの独特の間合いの日本語が聞きたかったの!」と、とても嬉しくなりました。
実際にはとてもスラっとしていましたが(二の腕は太かったです)、雰囲気はとても男っぽくなりました。「今、67、68キロくらいなのを、64まで落としたいです。入隊中、74キロまでいったんですよ」と笑いながら言っていました。以前のジョンフンだったら、そういうことあまり話さなかったかも・・・良い意味でちょっと大雑把になったのかなあ、と思いました。
後半は
「DEAREST 」
「ガラスの果実」
「You are not alone」
「シリウス」
「iF i… 」
「Special Song」
「奇蹟~一番好きな人のために~」
と続けて披露。
アンコールは 「アルデンテ」と「サクラTEARS」、その間に会場を回りファンに挨拶もして、再会の喜びに浸りました。
私が一番ウケたのは、「Special Song」で手を上に挙げ左右にふる会場のファンを見て、「逆にしないで」と言ったことです(笑)。変わってないジョンフンと変化したジョンフン、両方の姿を見ることができた、除隊後初ファンミでした。、
インタビューは日本ファンミの翌日。
顔を合わせて「お帰りなさい」と言うと、「あー! お久しぶりです。お元気でしたか?」と握手。わぁー再会したんだなあ、という実感がひしひしと湧いてきました。
インタビューはすべて日本語で行われました。ジョンフンの日本語にできるだけ忠実にお届けします。
入隊して強くなりました。忙しくて身体がつらくても精神的には全然平気です
――除隊して2カ月たって、昨日あのように大勢の日本ファンの皆さんに再会した感想は?
ジョンフン「感動……ですね。とくに2年ぶりだから、僕自身もファンも熱い気持ちを感じられて。本当に嬉しかったです」
――10曲も歌うのは久しぶりですよね?
ジョンフン「それは、僕も僕の韓国の会社も最近本当に忙しくて、先に日本に来てミーティングして練習しなきゃダメなんですけど、本当に忙しくて。申し訳ないけどチェックとかができなくて、日本に来てスケジュールを見たらMCがあって9曲が続いてあるから、“ちょっと無理じゃないですか?”って……でもやらないといけないから(笑)。10曲というのが無理なんじゃなくて、続いているのがちょっと……。やっぱりちょっと失敗もあったし」
――でも、ジョンフンさんの気持ちがとてもよく伝わってきて、良い歌でしたよ。
ジョンフン「あ、ありがとうございます」
――日本語もずいぶん覚えていらっしゃいましたね。
ジョンフン「そうですね。……エライですね、僕(笑)。軍隊の2年間は全然しゃべるチャンスがなかったんですけど、休暇の時にわざと日本の友だちに電話していっぱいしゃべって、時々日本のドラマとか映画も観ていたし、それがまた勉強になったと思ってるんですけど。でもそれより何年もの間、日本語をしゃべったり聞いたりしてたから、3月にファンミーティング(編集部注:当初は3月14日の予定だったが延期に)に来た時も、最初の日は慣れなくてちょっと無理でしたけど、次の日からだんだん慣れて、ファンのおかげさまで、日本語をまだ覚えています」
――昨日はほとんど通訳の必要なく日本語をしゃべっていたのでビックリしました。
ジョンフン「僕もちょっとビックリしました。僕が!?(笑)」
――昨日のファンミーティングで、「以前だったら“出来ない!”と思っていた仕事も、今は“なんとかなる”と思えるようになって、すごく気持ちが楽になった」とおっしゃっていましたが、やはり軍隊に行ったことは大きかったですか?
ジョンフン「(入隊中は)身体的につらいこともいっぱいあったし、精神的にもそうだったし、軍隊が終わったら“何でもできる!”っていう気がして。 そういう理由もあるし、今は年も韓国で32歳だからそういう余裕もあるかなと思って。まあ、いろんな理由がありますよね」
――軍隊に行ってよかった?
ジョンフン「よかっ……た? うーん……(苦笑)。というか、皮膚とかはちょっと悪くなったし、ストレスもいっぱいあったし、とりあえず苦しかったよ!(笑) でも、軍隊のおかげで、僕より10歳ぐらい年下の人と一緒に過ごして、(普通の生活だと)そういうチャンスがないんですよね。だから、そういう大事な友だちもできたし、今でも連絡しているんだけど。そういう人間関係的にいろいろな幸せとか楽しみがありましたし。あと、やっぱり強くなった」
――なんかポジティブになったような気がしますね。
ジョンフン「うんうん。昔は、“今日は楽しいんだけど、例えば明日は理由なしでうつ病”みたいなアップダウンがちょっと大きかったけど、最近はそれがあまりないですね」
――じゃあ、仕事も楽しくできる?
ジョンフン「うん、できます。身体はつらいけど、精神的には全然(笑)。喉の調子もそうですけど」
――連続ドラマ『ロマンスが必要』(韓国tvN)での役が新人映画監督ということですが、その役についてどんな役なのか聞かせて下さい。
ジョンフン「新人映画監督の役で、” 十年愛”の相手、チョ・ヨジョンさんが演じる女性との恋愛の話で、監督として成功していて、主人公の女優さんが僕に“好きです” と告白して……インタビューの場で“監督が好きです”と言ってしまって、それで恋人がわかって三角関係みたいになる話です、まあ普通の話ですけど……(笑)。でも、久しぶりのドラマとか演技だから、毎日楽しくやってます」
――慶州文化エキスポのPRとして制作された時代劇映画『碧涙釧(ピョクルチョン)』も並行して撮影してるんですか?
ジョンフン「今は終わって、CGとかレコーディングだけ残ってるんですけど、僕がドラゴン・・・(「龍?」)、そう、龍なんですよ。昔の話で、何千年も前に龍だったんですけど、何回も何回も生まれて、ずっと女性一人を守るという話で。韓国の三国時代の新羅という場所で女性の王様、善徳女王を守る人なんですけど、最後に龍に変身してエネミー(「敵」)、敵と戦って守るという内容です。慶州(キョンジュ)で8月からある世界文化エキスポのテーマ映像なので、3D で撮影してCGもいっぱい入ってるし、面白いと思います」
――歌に関しては、これからもCDを出していく予定ですか?
ジョンフン「年末ぐらいに韓国でファーストアルバムが出ます」
――今年の年末ですか?
ジョンフン「たぶんそうだと思います」
――それはミニアルバム? 正規(フル)アルバム?
ジョンフン「正規アルバムが僕の名前で初めて。それはファンだったら“好きになるしかない”アルバム」
――へえええ、楽しみです!
ジョンフン「絶対に日本のファンもそのアルバムを好きになります。タイトル曲が結構……。“好きになるしかない”って言う理由は秘密です(笑)。 でも絶対買って下さい。メロディー的にとかそういうことじゃなくて、何か理由があります。秘密ですけど、お楽しみに!」
――歌の活動はCDだけで、音楽番組とかには出ないんですか?
ジョンフン「今考えてるのは、ドラマとかそういうスケジュールばっかりなので、だからアルバムが発売されてどうなるか分からないけど、とにかく今は演技中心で活動するかな。でも、そのアルバムを大きく今作っているところなので、少し(音楽活動も)するかもしれないです」
――そうですよ、SBS人気歌謡とかに出てください。
ジョンフン「はははは!」
――ありがとうございました。
2年ぶりに会ったジョンフンは、「自分がやるんだ」という前向きな意志が言動に表われていて、これからきっと頑張っていくだろうな、という印象を私は持ちました。そしてなにより、もっとかっこよくなって帰ってきてくれて、嬉しいことこのうえなし! UNの頃から現在まで一人のスターを見続けていられるということは幸せなことですね。2年間待ったぶん、ファンのみなさんと一緒に、今後も「web女性自身」ではジョンフンの活躍を追っていきたいと思います。
5月31日発売の「女性自身」本誌にも、ジョンフンのカラーグラビアが掲載されていますので、そちらも是非ご覧ください!
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キム・ジョンフン日本公式サイト(日本語)
http://www.john-hoon.jp/
tvN『ロマンスが必要』2011年6月13日から韓国で放映予定
共演:チョ・ヨジョン、チェ・ヨジン
公式サイト(韓国語)
http://www.chtvn.com/DM/prgmain.asp?bm=0401104
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撮影/高田太郎