2PMのメンバー、Jun. Kが5月28日に初ソロツアー“LOVE & HATE”の最終日を迎え、幕張メッセイベントホールでコンサートを開催。全力のパフォーマンスで観客を魅了した。
開演前、Jun. Kのメンバーカラーのピンクで埋め尽くされた会場は、すでに熱気が溢れていた。そして『NO LOVE』のイントロとともにJun. Kが登場!オープニングから力強い歌声で観客を圧倒した。今回のツアーではステージセットや衣装もすべてJun. Kのプロデュース。もちろん、披露したアンコールを含む全17曲も彼が手掛けている。
Jun. Kは『TRUE SWAG』や『Mr. Doctor』で強いHIP-HOPスタイルを見せたかと思えば、次の瞬間にはピンクのスーツを着こなし、ピアノを弾き語る。特に、大切な人を亡くしたことを歌にした『手紙を書く』はまるで映画の主題歌のように壮大なバラード曲。悲痛や懐かしさ、恋しさのつまった彼の歌声に涙するファンもいた。
しっとりとした雰囲気を、今度は『With You』でジャジーな世界に変える。つづいて『SO WONDERFUL』ではファン1人をステージに招待!肩を組んだり、膝枕をする甘い演出に会場からは悲鳴に似た歓声が上がった。
そのまま一気に駆け抜け、気付けばコンサート終盤。「えー!いやだー!」と惜しがるファンに「初めてのソロアルバムだから、曲がないです」と茶目っ気たっぷりに返事をするJun. K。鳴りやまない“Jun. Kコール”に応えアンコールステージに登場した彼は一瞬で言葉を失った。なんとそこにはピンクのライトで大きく照らされたJun. K❤の文字が!ファン全員からのサプライズプレゼントにJun. Kは嬉しそうに目を細めた。
最後は目いっぱいに涙を溜めて、感謝と音楽への気持ちを語った。ぎゅっとファンを抱きしめるジェスチャーに熱い声援を送るファン。まさにJun. Kとファンが通じ合い、一つになった瞬間だった。
ツアー開始前に行った本誌のインタビューで、「一般の方が気づかない、本当に細かい音ひとつまでこだわりぬきました」と語ってくれたその言葉通り、楽曲だけでなく衣装やセットの細かい部分にも彼の愛情とプライドを感じた。
こうして6都市10公演、約4万人を動員したソロツアー“LOVE & HATE”は大成功をおさめた。多様なジャンルのパフォーマンスで魅了しつづけるJun. K。次はどんな姿を魅せてくれるかすでにワクワクが止まらない。
Jun. K (From 2PM) Solo Tour “LOVE & HATE”
Opening~
M-1. NO LOVE
M-2. Alive
M-3. NO MUSIC NO LIFE
-MC-
M-4. TRUE SWAG
M-5. Mr. Doctor
M-6. No Goodbyes
-MC-
M-7. 手紙を書く
-MC-
M-8. Always
-MC-
M-9. With You
M-10. SO WONDERFUL
M-11. LOVE & HATE
M-12. Just One Night
-MC-
M-13. REAL LOVE
M-14. Falling in love
M-15. DJ Got Me Going Crazy ~ HOT
ENCORE
1. 離れていても
2. LOVE & HATE Remix
(撮影/Yoji Kawada, Katsumi Kosakai)