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7月5日、K-POP界を代表する女性グループ・2NE1が二年ぶりとなる日本公演を横浜アリーナで開催。1万7000人のファンを前に、圧倒的な歌唱力とカリスマ性あふれるパフォーマンスを披露し、その存在を見せつけた。

 

スクリーンに映し出されたカウントダウンを合図に、大歓声のなか威風堂々と登場すると、6月に発売したニューアルバム『CRUSH』のタイトル曲でスタート!観客も音楽に合わせてともにゆれ、合唱。序盤から会場の熱気はヒートアップし、早くも熱狂の空気に包まれていた。その後も止まることなく激しいダンスナンバーを披露し、2NE1らしい攻撃的な”強さ”をアピールした。

 

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会場に切なくも力強い歌声が響き渡る。バラード曲「MISSING YOU」を披露すると、興奮に満ちていた会場の空気は一変。誰もが静かにその歌声に耳を傾け、酔いしれた。彼女たちは激しい個性的なパフォーマンスだけが魅力ではない。歌唱力でさえ、申し分ない実力であった。

 

 

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どれをとっても素晴らしいパフォーマンスであったが、特にリーダ・CLのソロパフォーマンスは圧巻としか言いようがなかった。「THE BADDEST FEMEMALE&MTBD」では、タフでエネルギーに満ちた姿、セクシーで妖艶な姿と自由自在に表現し、見るものを釘づけに。一人で会場の空気を自分のものに変えてしまっていた。

 

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彼女たちの圧巻のパフォーマンスはもちろんだが、観客の熱い反応は特別だったように感じる。全体の8割は女性ファンだったが、観客はいつだって彼女たちの一挙一動に歓声をあげた。女性K-POPグループのライブは女性ファンの方が多いのが常だが、その盛り上がりは他のグループの公演にはないものであった。そしてその熱さは彼女たちにも確実に届いており、会場が一体となっているのを感じた。

 

ライブではカリスマ性あふれる姿を表現していた彼女たちだが、アンコールでは客席を練り歩くなどファンとの距離がグッと近づくサプライズが!ファンたちもメンバーの名前を書いたボードなどを取り出し、メンバーたちにアピール!メンバーたちもハイタッチやぬいぐるみを受け取るなどファンたちの交流を存分に楽しんだ。

 

最後には、リーダーCLが「これからも4人一緒に頑張りますので、最後まで応援してください」とファンに挨拶。2時間21曲、あっという間に感じられた非常に内容の濃いライブは幕を閉じた。

 

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「K-POPグループはみなアイドルなのだろうか」——いや、違う。2NE1は確かにアーティストであった。媚びることなく自身の才能でファンを魅了し、その姿は格好良いとしか言いようがない。ただのアーティストではない、世界中で誰も変わることのできない唯一無二のアーティストであることを証明したライブであった。

 

(撮影/加冶屋誠)

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