MYNAMEのインス(29)が9月6日、初のソロ・ミニアルバム『NAKED』をリリース。5人のメンバーのなかで最年長の彼は、今秋、兵役に就くことを発表しているため、今作が入隊前最後の作品となる。
“裸体の”という意味を持つタイトル『NAKED』には、「心も体も裸になる」という思いが込められ、アルバムのジャケット写真やアーティスト写真は、鍛え抜かれた肉体美を披露。完璧なビジュアルとともに、これまでの活動のこと、これからのことを、この作品を通じて自分自身のすべてを表現していこうという決意が見られる。
2012年の日本デビュー以来、女性自身のK☆STAR LOVERSに何度も登場してくれたMYNAME。ソロでは初となるインスのインタビューは、5年間、グループの活動を応援してくれたMY girl(MYNAMEのファンの呼称)への感謝を述べるとともに、残していく4人の弟たちへの愛情がいっぱい。頼れる兄貴、インスが語ったこととは………。
【IN SOO SPECIAL INTERVIEW】
――今日は、初めて一人ですね。メンバーといるときと気分は違いますか?
両方の気持ちがありますね。一つは、念願のソロ活動ですから、嬉しいという気持ち。もう一つは、やっぱり寂しさですね。メンバーに会いたい。楽屋が静かなんですよ(笑)。
――ソロ活動が決まったときのお気持ちは?
じつは、自分から会社にめちゃめちゃアピールしたんですよ。「絶対、ソロ活動をやりたいです!」って。ずっと目標でしたし、2017年は、絶対ソロでやりたいですって言って。それが、いよいよ始まるので、今、すごくドキドキしています。自分がやりたかったことだから、長い時間をかけていろいろなことを準備してきました。自分自身、内容的には満足しています。
――会社にソロ活動したいと話す前から準備を進めていたということですか?
そうです。MYNAMEのなかでは、2年前にコヌが最初にソロアルバムを出しました。でも、正直な気持ちを言えば、1番にソロで出すのは自分だと思っていたんです。だから、2年前からずっと準備してきたと言える。もちろん、コヌの活動は心から応援していました。彼のやることすべてを見て勉強にもなりましたし、それを見てきたからこそ、今回、自分はよりいいものを作ることができたんじゃないかなあと思います。もし、2年前にやっていたら、NAKEDのコンセプトはできなかったかもしれない。とにかく、コヌの活動がとても勉強になりました。
――具体的にどのようなところが勉強になったんですか?
アルバムを制作中の様子はもちろん、リリースイベントとかいろいろなことです。コヌ自身、ソロ活動を通してレベルアップしましたし。私が見て、少し足りないなあって思ったことは、今回、自分のアルバムを作るときの参考にしようと思いました。また、この2年間、グループのアルバムにも自分で作った曲を入れていたので、そういうことすべて勉強になったと思います。
――『NAKED』には、「心も体も裸になる」という意味を込めたということで、このタイトルにした理由を教えてください。
正直、私は、自分自身のことを考えるだけで精一杯でした。体づくりもそうだし、敏感な時期が多々あって。会社の人たちがいろいろ考えて提案してくださったんです。「インス、NAKEDってどう?」って。私も、いいタイトルだなって思いました。NAKEDって、裸体という意味だから、頑張って体を作っていたんです。そうしたら、裸を見せるという意味だけではなく、ふだんから自分の意見を会社のスタッフに話しているので、そういう自分の心、内面も今回は見せていくことも含めてのタイトルだと聞いて。人には表と裏があって、私自身も、光の部分と影の部分がある。それを全部、曝け出しちゃえばいいのかなあと思って、賛成しました。先日、入隊するって発表したこともその流れですね。
――曝け出すって、覚悟がいると思いますが。
逆に、もっと自信がつきますよ。というのも、昔は、自分を見せることがちょっと恥ずかしかった。個別握手会で、ほかのメンバーよりもファンが少なくて、寮に帰って一人で暗くなっているとかあったし(笑)。人気が上がらないことで自信を失っていたんです。でも最近は、応援してくれるMY girlのみなさんのことを第一に考えられるようになって、そのせいか、好きだと言ってくださる方も増えたと思うし、とても幸せです。だから、今は、裸なんて全然気にならないです。自信がついたおかげで、最近、運動も順調なんですよ。3回しかできなかった懸垂が8回できるようになって、昨日、一緒にトレーニングしているジュンQもビックリしていました。「いつから、そんなにできるようになったんですか?」と。
――アーティスト写真の裸も素敵ですね。
ちょっとフォトショップありますけど、カメラマンさんもすごい人なので……(笑)。
――だいぶ絞ったのでは?
そうですね。もともとトレーニングはずっとしていましたけど、これに向けてさらに強化しました。メンバーより1ヶ月早く日本に来て、徹底的に体づくりとダイエットを。鶏のササミしか食べない生活でしたね。
――ササミだけ?
そうです。今、めちゃくちゃ痩せて、体重は58キロで、体脂肪は3%くらいかな。こんなに落ちたのは初めてです。自分でもビックリしました。チェジンのベッドの横にトレーニングの器械があるので、運動するときは、静かにやっています(笑)。チェジンは、平気でスヤスヤ寝てますよ(笑)。運動の回数よりもなりたい体をきちんとイメージすることが大事で、15回やるよりも、5回をゆっくりと集中してやったほうがいいんですよ。
――自分の体でいちばん気に入っているところは?
もともと腹筋に自信があったんですが、最近は肩ですね。今は、毎日、運動をやらないと不安で眠れない。あと、ご飯を食べるとすごく不安になってしまう。この声楽が病気なのはわかってますよ。でも、やらないと気が済まないのが私なんです。
――今、食べることにはあまり関心がない?
いいえ、食べることは大好きです。でも、ガマンする。夜、お腹がすいて辛いときは、YouTubeで人が食事をする動画を見るんです。今、韓国で食べるYouTuberがすごく人気で。それを見て妄想(笑)。
――自分も食べたくなりませんか?
それはない。おいしく食べてくれてありがとうって感謝します。そうして満足して寝ようって(笑)。
――9月6日にリリースするミニアルバムについて。さまざまなジャンルの作品が全6曲収録されました。ご自身の推し曲、製作の過程で思い入れが強かった曲などありますか?
1つ、エピソードがあった曲は、『HOT Thing’s JUNQ』ですね。僕が作詞・作曲した曲で、ジュンQのフィーチャリングが入りましたが、じつは、レコーディングの2日前に決まったんですよ。
――ラップもインスさんが歌っていたんですか?
当初はラップもなくて。自分の声で全部歌ってみると、ちょっとつまらないなあ、と。6曲のなかで1曲くらいメンバーの声が入ったら面白くなるんじゃないかなあと思って。「ジュンQどう?」って誘ったら、彼も、こういうイメージの曲が好きで、やるってすぐに言ってくれました。そして、ラップ部分の歌詞も考えてくれました。6曲中2曲、自分で作詞していて、もう1曲は、『Burn』ですね。
――ご自身で作詞された曲ではないですけど、『Love Letter』という曲は詞を読んでいると、インスさんのファンへの思いが綴られているのかなあ、と思いました。
韓国人歌手のナ・ユンゴン先輩からもらった曲なんです。本当に、歌詞がとても素晴らしくて、レコーディング後に改めて歌詞を聞くと、涙が出ましたね。しばらくの間、ファンのみなさんのそばにいられないという気持ちが歌詞になっていて、その部分がすごく心に響きました。みなさんにいちばんお伝えしたい部分でもありますね。
――入隊を発表した後で聞くと、インスさんの気持ちをわかって書いてくださったのかなあと思いますよね。
そうですね。ファンのみなさん、このアルバムで2年間待つのはもちろん難しいと思います。でも、自分はこのアルバムにみなさんへの感謝の気持ちを込めました。
――今年は入隊もあり、特別な年になるという意識があったのでしょうか?
すべて、もともと決まっていたストーリーなのかなあって思うんですよね。MYNAMEの活動をしながら大変辛いこともあったなかで、今年、自分のアルバムを出して兵役に行くのも、すべてもともとあった話なんじゃないのかなあって思うんです。自分の人生のストーリーなのかな、と。頑張って兵役の義務をはたして、帰ってきたらまた頑張って活動して、みなさんといっぱい素敵な思い出を作りたいですね。
――日本デビューしてから5年、思い出に残るライブやイベントはありますか? 先ほどのお話にあったように、この時期から自信がついてきたという出来事など。
ターニングポイントは、先ほど話した個別握手会です。メンバーごとにブースが別々なので、最初はファンが来なくてずっと暇で。数字も出るし、すごく寂しかったんです。それが変わったのは、5人のなかでいちばん早く日本語を話せるようになってからですね。自分のブースに来てくれた人と日本語でコミュニケーションを取っているうちに徐々にファンが増えて、とそういうことを一つひとつやっていたら人気が上がったんです。日本に来たばかりのころは、日本語はできないし、人気はないし、不満ばかりで。このままマイナス思考でいたらダメだと思って、頭を切り替えました。自分自身、ポジティブに考えるように心がけて行動するようになったらいい方向に変わって。やっぱり、ポジティブライフが大事ですね。そうじゃない時期があったからこそ、ポジティブでいること、スマイルが大事だって思うんです。
――メンバーにかける言葉はありますか?
最近、メンバーがすごく大人になって。それぞれの仕事もあるのでいつも一緒というわけにはいかないけれど、すごく成長していると思います。正直、彼ら4人に対する心配はないです。ただ一つだけ、弟たちには、礼儀だけはきちんと守って欲しい。周りのスタッフさんをはじめ、誰に対しても礼儀は正しくすること。そのことを忘れず、感謝の気持ちで活動していたら大丈夫だと思います。
――ファンのみなさんにメッセージをお願いします。
まず、私のソロアルバム『NAKED』がついに発売されます。私のファンはもちろん、MY girlのみなさんが喜んでくれる内容になっていると思います。何よりも、みなさんが大好きな裸ですよね(笑)。笑顔で(兵役に)行ってきますので、また戻ってきたら、みなさんと新しい思い出を作りましょう! そして、私がいない間、4人のMYNAMEをずっと見守って下さい。
【INFORMATION】
■Mini Album『NAKED』9月6日リリース
初回盤〔CD+DVD〕2,600円(税込)
通常盤〔CD〕1,900円(税込)
<CD>全形態共通
1. NAKED LOVE
2. Hot Thing’s feat. JUN Q
3. Burn
4. You Don’t Know Me
5. One last time
6. Love Letter
<DVD>初回盤のみ
1. NAKED LOVE(Music Video)
2. NAKED LOVE(Music Videoメイキング映像)ジャケット撮影・メイキング映像
3. Special Interview
■ソロコンサート「IN SOO’S 1st SOLO LIVE ~NAKED~」
<昼公演>開場14:00 開演14:30
<夜公演>開場18:00 開演18:30
場所:ZEPP TOKYO
《公演詳細》
http://www.myname-jp.com/news/index.html?news_id=2855
■ソロアルバム発売記念イベント
<第一部>13:00~ パフォーマンス&特典会
<第二部>16:00~ パフォーマンス&特典会
《イベント詳細》