5月25日、かねてより交際が報じられていた「よゐこ」の濱口優さん(46)とタレントの南明奈さん(29)が入籍したことを自身のインスタグラムで報告。多くの人から祝福されました。
交際から4年での入籍とあって一時は別れたのではと噂がされていましたが、どうやら破局は外野の杞憂だったようです。筆者は以前女性自身のコラムで「この結婚にはメリットしかない!」と叫んでいましたが、やはり長く付き合いすぎたカップルの春は、“決めどき”に迷う部分があったかもしれません。
私たち一般人の世界でも、恋人の期間が長すぎて結婚するタイミングを逃しているカップルはいます。
「別れるつもりはまったくないけど、結婚するには決め手にかける」
こんな気持ちのカップルが、結婚にステップアップを決める際の心の変化には何が必要なのか。それぞれが抱えるネックから、紐解いていきます。
■男と女それぞれにある結婚が決まらない“ネック”
・女性のプロポーズ神話がオンナを縛る
問題がないからこそ長く付き合っている。そんなカップルには、結婚の意識はあるけれど“決め手”にかける状態が続いています。しかし内情を聞くと、実は“女性は結婚する気満々だけど、男性からプロポーズされないから硬直状態が続いている”ということがあります。いわゆる「プロポーズ待ち」が結婚タイミングを逃しているパターンです。
女性のなかには、告白やプロポーズは男性からしてもらいたい or すべきであるとガンとして考えている方がいます。彼女たちの心の中には、「告白される」という行為に「自分が選ばれた」という承認欲求が無意識に乗っかっています。
そのためプロポーズは男性からしてもらいたい or して当然だと自然に考え、自分から決定打(プロポーズ)を打つことはしない。そして最悪な場合、“結婚をにおわせ続ける”という行動を取り始めます。
・男の“変化”への及び腰が結婚を阻む
結婚を決めかねているカップルの男性に話を聞くと「この人でいいとは思うんだけどね……」と、肯定はしつつも言葉を濁すことが多々あります。詳しく聞いていくと、おもに結婚後の生活面での変化を心配する方が多いよう。
「彼女とたびたび喧嘩するんだけど、結婚して上手くやっていけるか」
「1人の時間がなくなるとしんどいかも」
などなど、結婚後の生活面での不安を耳にします。
実はこういった不安は、女性からはあまり聞こえてきません。結婚に対する憧れが強いからかもしれませんが、そもそも男性は“変化”というストレスに弱い生き物と言われています。だから明らかな生活の変化が待っているイベントを、ノリノリでこなせる人のほうが少ないのかもしれません。
そんな男性の特性をわかっていれば「不安を緩和させる」「ハッパをかける」など、女性もパートナーの性格をふまえて取るべき行動も変わってくるのかもしれません。
■結婚はロマンスではなく1つのプロジェクトと思う
そもそも結婚を1つの人生の区切りや転換期と考えるか、ロマンスの集大成ととらえるのかで結婚までのズルズル感は変わっていきます。先ほどご紹介したように、“男性が変化に及び腰で、女性がプロポーズ待ちの状態”のカップルはどんなにラブラブでも延々と硬直状態が続きます。
そういうときはどちらかが殻を破るしか方法はありませんが、1つの仕事上のプロジェクトと思えれば楽かもしれません。入籍というゴール設定をして、TODOを書き出す。そして親という協力会社へ挨拶に行く。ネックは心かお金か、それとも別の問題なのか。社会人経験がそれなりにある方なら、今の硬直状態が少し冷静に見られるかもしれません。
■よゐこ濱口×南明奈!素敵な結婚ではあるけれど……
今現在関係に問題がなく仲良しなので、結婚という変化を加える必要がない。それは1つの合理的な考えともいえるでしょう。ただ「変わらない」という選択は、「良い変化が起きない」という選択でもあります。そう捉え直せれば、結婚という選択をしてみるのも良さそうな気もします。
濱口さんと南さんには、結婚までにいろいろな心の変化があったのかもしれません。ただ今後はお笑い芸人とタレントということで、夫婦での“おノロケ相乗効果”が期待されるでしょう。
しかし芸人さんのド真面目な結婚報告には、ちょっと物足りなさを感じたのは筆者だけでしょうか。せっかくのお似合いカップルの結婚なのに、数日たった今上がる話題といえばドランクドラゴン鈴木さんのご祝儀の額くらい(ちなみに10万円だったらしい。太っ腹!)。
人気芸人とタレントの結婚報告なのに、なんとも静かな盛り上がり。17歳という年齢差を乗り越えての結婚なので、濱口さんはもっと舞い上がって盛り上がってもいいような……。「結婚を掴み取ったど~」くらいに叫んで欲しい。日本中の視聴者が、とりあえず濱口優の「取ったど~」を期待していると思うのです。