NHKの朝の連続ドラマ「半分、青い。」。5月から始まった東京編では、永野芽衣演じる主人公・鈴愛が漫画家を目指し上京。大学進学のため同じく上京してきた幼馴染の律(佐藤健)や、律と同じマンションに住む正人(中村倫也)、律の運命の人・清(古畑星夏)の恋愛模様を軸に物語が進んでいる。
ただ朝の視聴にそぐわない90年代月9ドラマのようなラブストーリー展開や、主人公・鈴愛の空気を読まない自分本位なキャラクターに賛否が飛び交っている。第10週に入ってからは3話連続で20%割れが続くなど、離脱者もちらほら現れはじめているようだ。
そのなかで意外な盛り上がりを見せているのが、鈴愛をめぐる律と正人の微妙な関係性。二人の絡みに、ネットは大いに盛り上がっているようで……。
6月6日(水)放映の57話では、恋人同士に進展しそうな雰囲気だったにも関わらず、鈴愛からの愛の告白を「そういうつもりじゃなかったんだ」と拒否した正人。
その一件を電話で聞いた律は、正人の部屋をノックする。責める律に正人は言う。
「律の好きな人とつきあえないよ」
「自分、律が大事だから……律は東京に来て一番にできた友達だから」
また、正人は律に一緒に住もうと誘っていたことも判明。そんな二人のやりとりがあった57話放映後のtwitterでは、こんな声が。
《鈴愛含むまわりの可愛い女の子たちより律との関係を選んだのね!》
《これ、って、マー君(※正人)の律への告白じゃない?》
《律が正人にキレる感じもカワイすぎて……》
《ふたりで絵のモデルをするシーンはフラグだったのか》
今後、正人は親戚の家に引っ越すために律と同じマンションを出るのだという。すなわち現在のような頻度で登場しなくなると思われるが、早くも正人ロスを恐れる声も。
《正人くんの出番がなくなったら、このドラマを見る理由がない……》
《まだあの二人を見ていたかったーーー》
《やだーー! 引っ越さないでーー》
先日、最終回を迎えたおっさんずラブから流れてきた視聴者もいる模様。ドラマで主に描かれている男女の恋愛シーンよりも、好意的に盛り上がっている二人の絡み。今後、視聴率回復のカギを握っているのかもしれない。
(小政りょう)