「十勝ロケ中の松嶋さんには、近寄りがたい“女優オーラ”が漂っていました。そんな彼女の演技を、広瀬さんが必死に受け止めていましたね」(地元関係者)
来年4月から始まるNHK朝ドラ「なつぞら」。6月には北海道十勝地方でロケが行われ、ヒロインの広瀬すず(20)と義母役の松嶋菜々子(44)がしのぎを削り合っていた。記念すべき朝ドラ100作目のヒロインとあって、プレッシャーのかかる広瀬。そんな彼女に、先輩女優の松嶋が“激辛な洗礼”を与えていたという。
「朝ドラの撮影は特殊なことで知られています。というのも稽古とリハーサルが丸1日かけて行われますし、撮影も早朝から夜中まで延々と行われるのです。松嶋さんは96年に『ひまわり』でヒロインを演じています。その現場を知っているからこそ、初顔合わせのときに広瀬さんへ『ちゃんと台本読んできてね……』と忠告したのです。松嶋さんの顔は笑っていたものの、まわりにいたスタッフは思わず凍りついたと聞きました」(芸能関係者)
そんな松嶋からの“お言葉”を受け、広瀬にも“やる気スイッチ”が入ったのだろう。十勝ロケでは、現地の関係者たちも驚くほどの熱演ぶりを見せていた。
「朝5時に起き、片道1時間かけて宿泊先の帯広から新得町に入っていました。気温が30度近くなるなか、広瀬さんは汗だくで牧草を刈るシーンに挑戦。また乳牛の乳搾りはなかなか素人だとうまくできないのですが、彼女は地元の人も驚くほどの手際のよさを披露していました。そんな彼女の姿を見て、松嶋さんも驚いていましたね」(前出・地元関係者)
広瀬と松嶋、新旧ヒロインのぶつかり合いは始まったばかりだ。