8月22日、宇多田ヒカル(35)が自身のツイッターで「五年かぁ」とつぶやき話題を呼んでいる。この日は母・藤圭子さん(享年62)の5回目の命日にあたり、たった一言ではあるが母へ追悼の気持ちを表明した形だ。
このつぶやきに対して、ネット上では≪藤さんは本当に偉大な人でした≫≪私も大切な人を亡くした時に宇多田さんの歌が支えてくれました≫など激励の言葉が多数寄せられた。
宇多田が母の命日につぶやいたのは2014年の一周忌、2016年に続いて今年で3回目。奇しくも一周忌を除いたすべての年は宇多田のアルバムを発表した年と符号する。というのも、宇多田の作品作りには藤さんへの思いが影響を与えているという。
「10年の活動休止前まではほとんどなかったですが、圭子さんが亡くられたあとの宇多田さんの作品には母を意識した曲が増えています。16年に発売した『花束を君に』では『母へ宛てた手紙』と彼女もテレビ番組で語っていました。また今年発売したアルバム『初恋』に収録されている『あなた』は宇多田さんのお子さんへの思いを綴った曲と言われていますが、根底には圭子さんへの思いもあるようです。アルバムなどの歌手活動をするたびに母を思い出すからこそ、ツイッターでもつぶやくのでしょう」(レコード会社関係者)
今冬に12年ぶりのツアーを控えるなど、これまで以上に精力的に活動する宇多田。天国の母もきっと暖かく見守ってくれていることだろう――。