「もう一度、おばあちゃんがにぎったおにぎりが食べたいですね」
こう語るのは、映画『コーヒーが冷めないうちに』(9月21日公開)で主演を務める有村架純(25)。過去に戻れる喫茶店を舞台にした本作にちなみ、“もし自身が過去に戻れるなら?”と尋ねると、祖母に会いたい、と答えてくれた。
「一緒に料理もしてたな~。ポテトサラダはおばあちゃんに教えてもらったレシピで今も作っています。一緒に片手鍋を振り回して、じゃがいもをふかしたりしていましたね」(有村・以下同)
“過去”には後悔していることも。
「高校時代、修学旅行もお仕事で早退したし、高3で上京したからみんなと卒業できなくて。恋愛したりして、私生活を充実させたかったな」
劇中では“未来”にも行けるが。
「日本がどうなってるか、未来の子どもたちのことが勝手に心配です(笑)」
そんな有村自身は今年25歳に。
「今は目標を作らないようにしています。目標に縛られると視野が広がらない気がして。今は楽しくお芝居できたらいいなって気持ちです」
仕事への気持ちも新たに、プライベートでも新しく始めたことがある。
「先生に“始めたばかりだからまだ言っちゃダメ”って言われているけど……。お茶を始めました。高校のときから興味があって、25歳っていい大人になるし、所作や無になる時間は大切だなと思って。いつも先生に『精神統一』って言われます。教えてもらうことがだんだん減っていくから、先生がいるっていいですね」