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昨年秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(70)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の蛭子が、読者からの相談に答える!

 

【Q】「中堅商社の秘書課にいます。会社では業務効率化のためにロボットを導入している部署があり、しっかり働くようです。私の仕事がロボットや人工知能に奪われるのが心配です」(バナナ大福さん・36・会社員・京都府)

 

【A】「“手を抜く”ことに関しては、オレはロボットに負けない」(蛭子能収)

 

映画だと、人の代わりにロボットが仕事をやる話はよくありますが、機械が人間に勝つような時代は100年ぐらい後。アナタも死んでいますよ。そんな心配するよりも、一生懸命、仕事したほうがいいと思いますけどね。

 

たしかにロボットを使えば、漫画を描くのも楽でしょうね。オレは機械に弱いから使っていませんけど。

 

この前、漫画家の弘兼憲史さんと対談しました。そのときに弘兼さんが漫画の原画を持ってきたんですが、背景の家やビルを細かく手書きで描いていて、すごいなと思いました。それに比べて、オレの漫画はスカスカ……。背景を描くのがすごく面倒くさいんですよね。

 

それでも、オレの背景のない余白を“味”があると言ってくれる人がいるんですよ。漫画をロボットが描くようになったら、背景をキレイに描いて、コマをみっちり埋めることはできるでしょう。でも“味”は醸し出せないと思いますよ。ロボットに勝つためには、手を抜けばいいんですよ、たぶん!

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