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高円宮家の三女絢子さん(28)と日本郵船社員の守谷慧さん(32)の結婚式が10月29日、東京都渋谷区の明治神宮で執り行われた。

 

式の終了後、お二人は記者会見に臨んだ。古式ゆかしい装束姿の絢子さんに、守谷さんは「実際に(衣装姿を)拝見するのは初めてだったので非常に美しいなと思いました」とはにかんだ。絢子さんが「(守谷さんに)どういうふうに見えているかなと思い、少しドキドキしていました」とお答えに。お二人らしいユーモアあふれる会見となった。

 

絢子さんが守谷慧さんと出会ったのは昨年12月、母・久子さまの紹介だった。7月の婚約内定会見で絢子さんも《守谷さんのお母様が生前ご尽力されていたNPO法人「国境なき子どもたち」の設立20周年の記念レセプションにて、母が守谷さんと約10年ぶりに再会したことがきっかけでございます》と語っている。

 

守谷さんの母・季美枝さんは、専務理事として「国境なき子どもたち」を長年支えていた。『久子さまをぜひ写真展にお呼びしたい』と、宮内庁にお願いしたのも季美枝さん。守谷さんも一度だけ久子さまに挨拶したことがあった。守谷さんは’15年に亡くなった母の遺志を継ぎ、「国境なき子どもたち」の評議員を務めることに。

 

かくして昨年11月、20周年レセプションで再会することになった久子さまと守谷さん。実は『女性自身』の記者もこのレセプションに同席していた。「国境なき子どもたち」会長の寺田朗子さんの取材だった。

 

「国境なき子どもたち」を長年応援されている久子さまにも、ぜひコメントをいただかなければ――。そう意気込んで久子さまに近づく記者だったが、背の高い青年と熱心にお話しされている久子さまに、なかなか話しかけられず5分が過ぎた……。

 

その青年こそ、守谷慧さんだった。本誌記者は、守谷さんが後に絢子さんの婚約者になるとは知る由もなかった。久子さまはこの再会の翌月、守谷さんを絢子さんに紹介される。《初対面とは思えないほど話が盛り上がり、時間を忘れて楽しんだ》と絢子さんも語っていた。

 

5分で見初めた“母の直感”が生んだ、お二人の出会い。絢子さんと守谷慧さん、どうか末永くお幸せに――。

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