「織田さんの作品への取り組み方のストイックさは有名で、監督やプロデューサーとセリフや演技、演出まで激論を交わす。共演者に求めるハードルも高いんです。今作でもその姿勢にまったく変わりはありません。現場の緊張感は相当なものです」(制作関係者)
『東京ラブストーリー』以来、織田裕二(50)と鈴木保奈美(52)が27年ぶりに共演していると話題の“月9”ドラマ『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)。
「織田さんは初共演となる秘書役・中村アン(31)さんとのシーンが多く、原作・米国ドラマの秘書像について何度もアドバイス。彼女は神妙に聞いていました。初回視聴率こそ14.2%と好スタートを切りましたが、ここにきて一桁台が相次ぐようになりました。織田さんは“原作に負けない、いい作品を作りたい”と躍起になって、一時、現場の緊迫感が増していました」(ドラマ関係者)
最近、そんな雰囲気が一転する出来事が起こったという。
「上司役の鈴木さんは唯一、織田さんと対等に話せる関係です。四半世紀を超える付き合いですからね。普段はもの静かな方なのですが、11月に入って、鈴木さんが急に彼のことを『織田く~ん!』と呼ぶようになったんです」
実際、鈴木は11月14日放送の『TOKIOカケル』(フジテレビ系)で、織田を「くん付け」し始めたことを認め、その理由を「やっぱり距離感を縮めたいと思って……」と告白。視聴率の低下に危機感を抱いたのは鈴木も同じだったようだ。
「織田さんも鈴木さんにだけは頭が上がりませんからね(笑)。“くん付け”で現場の雰囲気を和らげて、チーム一丸となるべく積極的に共演者とコミュニケーションをとっていました」(ドラマ関係者)
民放ディレクターは言う。
「今期は『黄昏流星群』(フジテレビ系)の中山美穂さん(48)、年明けには常盤貴子さん(46)も17年ぶりの連ドラ主演。視聴者の年齢層が上がり、かつての“連ドラの女王”の再起用が一大潮流なのです」
フジテレビ関係者もこう語る。
「『スーツ』が結果を残せば、『東京ラブストーリー』続編製作の可能性は確実に高まります。彼女の夫・石橋貴明さんの唯一の地上波レギュラー番組『たいむとんねる』は低視聴率に苦しみ、来春にも打ち切り対象に入っているのが現状です。鈴木さんは彼が代表を務める事務所に所属していますから、夫の不振の穴を埋めるためにも“ぜひ『東ラブ』続編を”と張り切っているのでしょう」
“したたか妻”の計算が、フジと石橋家を救う!?