日本テレビが2018年の年間視聴率(18年1月1日~12月30日、ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、全日帯(午前6時~翌午前0時)・プライム帯(午後7時から午後11時)・ゴールデン帯(午後7時から午後10時)全3部門で首位を獲得。5年連続の“三冠王”を獲得したことが1月2日、明らかになった。
しかし着々と初の三冠獲得を狙うのが、今年開局60周年を迎えるテレビ朝日。今年の元日の視聴率では2011年以来、8年ぶりの三冠王に輝いたのだ。
「テレ朝は午後9時まで放送した『芸能人格付けチェック!』のスペシャル版が19.7%、続く午後9時から放送した『相棒』の元日スペシャル」が15.5%を記録するなど、他局を圧倒。局内でも制作部署の士気が盛り上がっているようです」(テレビ局関係者)
3日に放送された沢口靖子(53)主演のテレビ朝日系ドラマ「科捜研の女」正月スペシャルでは、新シーズンが4月から来年3月まで1年間にわたって放送されると発表された。
「視聴率の計算が立たない新ドラマを放送するより、固定ファンのいる既存ドラマのほうが確実に視聴率は見込めます。テレ朝は局が一丸となって三冠奪還を目指しているので、今後はこれまでの人気番組を中心にした手堅い編成になりそう。新番組も、数字がふるわないとズバっと切られそうです」(前出・テレビ局関係者)
6日は人気ドラマシリーズ「警視庁捜査・一課長」のスペシャルドラマ版を放送。さらに開幕目前のサッカー日本代表が王座奪還を目指す「AFCアジアカップ2019」も独占放送。年明け早々から、テレ朝は“大攻勢”を仕掛けることになりそうだ。