米ノースカロライナ州で奇跡が起こった。
米国時間22日、祖母の家に遊びに来ていたケイシー・リン・ハサウェイくん(3)が忽然と姿を消した。家族は45分間にわたってケイシーくんを探したが見つからなかったため911に通報。地元警察に加え、州を跨いだ誘拐の可能性もあったためFBIやNCIS、海兵隊、そして大勢のボランティアも動員され、必死の捜索が行われた。祖母の家は深い森に接しており、捜索範囲は東京ドーム約87個分にも及んだ。
FOX NEWSによると、行方不明になってから丸2日が経った24日夜、子どもの泣き声を耳にした救助隊員がケイシーくんを発見。トゲのある茂みに足を取られ、体も濡れて冷え切っていたが、幸いなことに命に別状はなかった。我が子と再会した母親は、「彼は元気です。話もできます。Netflixが見たい、とおねだりもしています」と報道陣に喜びの報告をした。
保護されたケイシーくんは、「森の中で、クマと一緒にいた」と保安官に話したという。祖母のブリアナ・ハサウェイさんもFacebookで「2日間、クマと一緒にブラブラしていた、とケイシーは言っています。神が彼を守るために友達を遣わして下さったのですね。奇跡は起こるのです」と投稿。ケイシーくんが迷い込んだ森はツキノワグマの生息地であり、獣害も心配されていた。