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大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!

 

【Q】「大学を中退し、なんとなく過ぎていくだけの毎日です。将来のことや仕事のことを考えると不安ですが、何もやる気が起こりません。どうすれば充実した人生を送れるのでしょう?」(竜作さん・20・無職・東京都)

 

【A】「オレは20歳のころから今まで、毎日をなんとなく過ごしている」(蛭子能収)

 

充実というのは、競艇で勝つことですね。ボートレースで儲かった日は充実しています。毎回、ギャンブルで勝ち続ければ、実りのある人生です。ただし、負けると不満足です。その日1日がすべて無意味なものになります。競艇で負け続けているオレに、弱冠20歳とはいえ、充実した人生の送り方を聞くほうが間違っていますよ。

 

オレが20歳のときは、毎日パチンコ店に通っていましたが、それ以外は覚えていません。オレもなんとなく過ごしていましたし、それは今でも変わりません。

 

そもそも、この人のモヤモヤした気持ちは、誰だって持つもの。それなのに、自分だけの特別な悩みだと考えているんでしょうね。ありきたりな悩みを特別だと思っていることのほうを不安に感じたほうがいいですよ。

 

オレのマネージャーは、競馬で負け続けていて、最近心が満ち足りていません。仕事をどんどん入れるので、オレは競艇場に行けない日々が続いています。充実した人生を送る方法なんて、オレが聞きたいくらいですよ。

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