リチャード・アダムズさんのマグショット (写真提供:イーストレイク警察署) 画像を見る

オハイオ州イーストレイクでリチャード・アダムズ(20)という名の男性が逮捕された。17歳の少年にひどい暴行を加えたためだ。しかし、彼がこのような行動に及んだ理由を知った人々から、恩赦を求める声や、弁護士費用の寄付の申し出が続々と届いているという。一体何があったというのだろうか。

 

アダムズさんは今月21日、近所に住む17歳の少年が5歳の男の子に性的虐待を加えているのを目撃。その場で「誰か警察を呼んで!」と大声を上げ、子どもを引き離してから少年を殴りつけたという。そして血まみれになった少年にスマートフォンのカメラを向け、「自分が何をしていたか言え」と、性的虐待を白状させる動画を撮影、Facebookに投稿した。

 

現場に到着した警察によってアダムズさんは暴行で、17歳の少年も強姦容疑でそれぞれ逮捕された。アダムズさんは現在は保釈されており、来月裁判所に出廷する。

 

「Facebookに投稿したことは後悔しています。でも、子どもを触ったり、傷つけたりした場合、こういう目に遭う可能性があるんだぞ、ということを人々に知らせたかったんです」とアダムズさんはFox8の取材に応え語った。自身も幼少時に性的ないたずらを受けたことがあり、小児性愛者は到底許せる存在ではなかったのだ。この動画は既に削除されている。

 

アダムズさんにはもうすぐ子どもが生まれるといい、「生まれたら刑務所ではなく、子どものそばにいたい」と話す。アダムズさんの親類はクラウドファンディングサイトGoFundMeで弁護士費用を募っており、現在までに28,000ドル超の善意が寄せられている。コメント欄には、「彼は小さな子どもを守るという正しいことをした! 彼のかわりに小児性愛者を終身刑にするべきだ!」「彼こそがヒーローだ。犯罪者なものか」「この世には彼のような人がもっと必要だ」といった彼を擁護する声が溢れている。

 

また、アダムズさんを逮捕したイーストレイク警察署にはメールや電話でおびただしい数の苦情や問い合わせが殺到しているという。

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