激動の平成が終わりを告げてからまもなく1カ月。30年の間、本誌は時代を彩った驚きの現場を多数目撃してきた。そのなかでも特に反響の大きかったスクープを改めてお届けしたい。
日本人離れしたスタイルと天真爛漫なキャラクターで一躍人気者となったすみれ(28)。多忙を極めるなか、最愛の男性とのデートを楽しむ彼女を本誌は目撃。話を聞いてみると、父親譲りのあっけらかんとした性格で堂々と交際を認めたのだった(以下、2017年10月17日、24日合併号掲載記事)
17年9月下旬、都内のビル街にひときわ目を引くカップルの姿があった。彼女はモデル体型でスタイル抜群の美女。彼氏はILMARI似のイケメンだ。ただでさえ目立つ彼らだが、雑踏のなかでも堂々と手を繋いで歩いている。そして流暢な英語での会話が――。彼女の正体は石田純一(当時63)と前妻・松原千明(当時59)の長女で女優のすみれ(当時27)だ。
「最近、すみれさんにハーフの彼氏ができたんです。まだ付き合い始めたばかりで、超ラブラブみたいですよ」(すみれの知人)
すみれといえば、米国に拠点を移して活動しているが、現在は一時帰国中。
「17年4月に全米で公開された映画『アメイジング・ジャーニー 神の小屋より』に出演。夢だったハリウッドデビューを果たしました。さらに9月から全米放送される連続ドラマ『インヒューマンズ』にも出演し、活躍の幅を広げています」(芸能関係者)
女優としての大躍進のうらで彼女を支えていたのが、“新恋人”だったのだろう。この日、2人は都内にあるすみれの自宅マンションから最寄りの駅へ向かった。到着した駅のエスカレーターでは、175cmのすみれが段差を使ってさらに背の高い彼の頬にキス。そして鎌倉方面行きの満員電車に乗り込んだ。椅子が空いていなかったため、車両の連結部に移動。立ったままお互いの手を取り見つめ合っている。完全に2人の世界に浸っている様子だった。
30~40分ほど電車に揺られて降り立ったのは、鎌倉市内のとある駅。約1時間のショッピングを終えた彼らは、近くの雑居ビルへ移動した。“隠れ家”的イタリアンレストランがある2階に上がろうと、エレベーターを待っていたそのとき……。突然会話をやめ、数分間の熱いハグ。見つめ合ううちに抱きしめたい感情を我慢しきれずに感極まったのだろう。
6時半すぎ、早めの夕食を楽しんだ2人。外へ出て来たところを、記者が声をかけた。
――女性自身です。彼氏さんができたとのこと、おめでとうございます!
突然の直撃に戸惑いの表情をみせる、すみれ。しかし記者が取材の経緯を説明すると、やがて“OH MY GOD!”と観念したように、天を仰ぎながら両手を広げた。
「はい、ばれちゃったなら仕方ないです!(笑)」
彼女は、気持ちが良いほどあっけらかんと交際を認めた。かたわらにいる彼は、少し心配そうに彼女と記者の様子を伺っている。
――彼を紹介してもらえませんか?
「ごめんなさい、一般の方なので……」
彼のことを守ろうとする姿勢から、2人の真剣交際ぶりが垣間見えた。17年3月に本誌がインタビューをした際にも、すみれは“結婚願望”を《私も今年で27歳。年ごろですから恋もしたいし、結婚もしたいですね》と漏らしていた。
――ご両親にはもうご紹介されましたか?
「いえ、実は付き合ったばかりで、まだなんです」
――この記事が出たら、ハワイにいらっしゃるお母さんも、石田純一さんもびっくりされるのでは。
「あはは、そうかもしれません(笑)」
――いつか彼とゴールインできればいいですね。
「はい!ありがとうございます」
終始笑顔で取材に応じてくれた彼女は、彼と一緒に夕暮れの街へ消えていった。英語でささやきあいながら寄り添って歩く2人の姿は、ハリウッド映画のワンシーンのようだった。