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大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!

 

【Q】「老後の生活が心配です。貯金は500万円ほどありますが、定年後は2,000万円必要といわれて、このままでは下流老人になってしまいます。悠々自適は無理だと悲嘆にくれています」(カズカズピーさん・50・会社員・福岡県)

 

【A】「老後の人生が不安なら、ずっと働いて『老後』をなくせばいい」(蛭子能収)

 

オレの場合、お金については女房に丸投げだから、老後の資金もいくらあるかわかりません。でも独身だったら貯金がなかったと思うから女房に感謝しています。

 

でも、50歳だったら、あまり老後の不安に駆られるよりもコツコツ仕事していたほうがいいと思いますよ。オレは何歳になっても稼いでいないと心配だから、苦手だけどテレビにも出続けています。定年後の人生が心配なら、ずっと働く道を探して、老後をなくせばいいですよ。

 

そもそもオレは悠々自適な生活に興味がありません。競艇も年金よりも自分で稼いだ金で勝負するのが楽しいし、オレは自由を大切にしていますが、それは人から与えられるものではなく、自分で勝ち取った自由な時間に競艇場に行くことが重要です。

 

自由といえば、番組の打ち上げで司会者から「あとはご自由にご歓談ください」と言われるとすごく困ります。誰とも話せないし、オレに寄ってくる人なんていません。「しばしご歓談ください」というのは地獄の言葉。悲嘆にくれてしまいます。

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